先週ボージョレ・ヌーヴォーが解禁され、これからクリスマスや年末年始などでワインを楽しむ機会が増える季節。筆者もよく飲みますが、片付けの際にワイングラスをうっかり割ってしまうことが多く、最近そもそもワイングラスを使うことがおっくうになってきました。
 
ホントは高級グラスだって欲しいのになぁ…と名門ワイングラスブランド『リーデル』のサイトを眺めていたところ、“ワイングラスクリーナー”なるものを発見。食器洗い用スポンジと何が違うのか気になったので、早速取り寄せて使ってみることに。

上質なワインはグラスのお手入れから?
上質なワインはグラスのお手入れから?

「3M スコッチ・ブライト ワイングラスクリーナー」は、リーデル協力のもとワイングラス専用に開発されたスポンジ。9月よりスリーエムジャパンから販売されています。商品は高級感あるパッケージに入っていて、ワイン好きな人へのギフトにも良さそう。


ネクタイでも入っていそうな…
ネクタイでも入っていそうな…

◆スポンジというよりリラックスグッズ?

袋の中から出てきたのは、ふにゃっと折れ曲がり、ぬいぐるみのようにふかふかした物体。生地にはマイクロファイバーが使用されているそうで、コーデュロイのような触り心地です。

ぽてっ
ぽてっ

握ると気持ちいい
握ると気持ちいい

それでは、商品ページにあった動画を参考にワイングラスのお手入れを実践してみようと思います。

◆家庭でやりがちなワイングラスのお手入れ

まず、商品開発にあたりリーデルが実施した調査では、家庭でのワイングラスのお手入れ方法には大きく2つの問題点があったとか。

1つ目はグラスの持ち方。不安定になりやすい台座やステム(柄)の部分を持つと、ポキッと折れやすくなってしまうそう。グラスの底を手のひらで包み込むように持つのが正しいようです。

ついやっちゃいますよね、この持ち方
ついやっちゃいますよね、この持ち方

2つ目は洗い方。グラスの底を洗うため手を中まで押し込んだり、油汚れを落とすために飲み口を強く挟むなど必要以上に力を入れて洗っていませんか?これもグラスの繊細な部分に負荷をかけ、割れやすくなってしまうとか。

ぎゅーっと押し込むと、飲み口に手が当たって負荷がかかります!
ぎゅーっと押し込むと、飲み口に手が当たって負荷がかかります!

◆ワイングラスクリーナーはすごく計算されていた

そこでいよいよクリーナーの出番(実際は水で濡らし洗剤をつけて使用します)。折り曲がっている部分が少し硬いので、この箇所を使ってグラスの底を洗います。ちなみに細い方はシャンパングラスの底を洗うのにとても便利。

底までしっかり届きます
底までしっかり届きます

 
細い方はシャンパングラス用に
細い方はシャンパングラス用に

グラスの飲み口は、クリーナーの広い部分をあてて撫でるように洗います。リボン状になった表面が油汚れや口紅の跡をかきとるので、力を入れなくても落とせるそうです。

なでなで
なでなで

最後は台座。V 字上の部分で挟んで洗います。

だから V 字だったのね!
だから V 字だったのね!

撮影後、実際に使用済のワイングラスを洗ってみたところ、少量の洗剤でよく泡立ち、本当に力を入れずに汚れが落とせてビックリ。また、専用のスポンジを使うことで“大切に洗おう”という意識も高まります!洗剤を流した後のガラス表面もとてもクリア。自然乾燥すると水滴が跡になって残るので、仕上げは専用のクロスを使って磨き上げると良いそうです。
 
なお商品の価格は2,646円(税込)。スポンジにしてはなかなかのお値段ですが、これでワイングラスを割るリスクが減るなら安いものかもしれません…。

ワイン好きは試してみて!
ワイン好きは試してみて!