筆者の地元では毎朝霜柱が立つほどの寒さが続いていますが、冬だろうとサボれないのが日々のお掃除。できればあまり水に触れたくないこんな季節には、水に浸けておくだけの“ほったらかし掃除”はいかがでしょうか?

今回はナチュラルクリーニングとしても注目されている“酸素系”洗剤を使って、普段あまりやらない場所を驚くほどキレイにする方法をご紹介します。


とんでもない衝撃映像にご注意を!
とんでもない衝撃映像にご注意を!

用意したのは無添加石鹸メーカー・シャボン玉石けんの「酸素系漂白剤」と「洗濯槽クリーナー」。塩素系に比べると漂白力は穏やかですが、特有のツンとする匂いもなく、合成界面活性剤を使用しないため手肌や環境にもやさしいのだとか(肌の弱い方は手袋を)。また、筆者はよく塩素系漂白剤を柄物の布に落として白いシミを付けてしまうのですが、そういった心配もありません。

【スッキリ系】年季の入ったステンレスボトルが新品状態に!

まず試してみたのが、オフィスで3年程使用しているステンレスタンブラー。塩素系漂白剤が使用できず食器用洗剤で洗うだけだったため、内側が見事に茶色く染まっています。

OL の必需品!ステンレスタンブラー
OL の必需品!ステンレスタンブラー

見ないで…
見ないで…

タンブラーに30~50度のお湯をギリギリまで入れ、10g 程度の酸素系漂白剤を入れて15分~30分つけ置き。じっと見ているとしゅわしゅわと酸素の泡が出て来ます。

大さじ一杯程を投入
大さじ一杯程を投入

水を捨て、スポンジでちょっとこすってみると…なんと!シルバーの美しい輝きを放っています!匂いもなくなって本当に新品のよう。元々こんな色だったのかと感心しつつ、これがやりたくてまたしばらく汚れを溜めそうです…。

これは快感!
これは快感!

なお酸素系漂白剤は、衣類の漂白から茶渋取り、風呂釜掃除まで様々な用途で使えるそうなので毎週片っ端からキレイにして行こうと思います。

次は何をキレイにしようかな
次は何をキレイにしようかな

【快感あるいは閲覧注意系】洗濯槽、しばらく洗ってない人は取れ過ぎ注意!

さて、お次は洗濯槽。日々の洗濯で洗剤やタンパク質、水あかが裏側に溜まり、黒カビやバイキンの温床になりがちな場所です。…皆さんちゃんと洗ってますか?

ちなみに筆者宅では1か月前に塩素系洗剤で掃除したばかり。もしかしたらムダかな?なんて思いつつやってみます。

こちらも酸素系の洗濯槽クリーナー
こちらも酸素系の洗濯槽クリーナー

まずは洗濯槽に高水位まで給水し(30~40度が最適とのこと)、洗濯槽クリーナーを全量入れ、3~4分間運転して溶かします。そのまま電源スイッチを切って3~4時間放置。その後、高水位で「標準コース」を1サイクル運転します。

放置中にのぞいてみると、ぶくぶく膨らむ泡の間に…ああ、見えます。黒いごみのようなもの。言うまでもないですが、これ、黒カビなどの汚れです。

泡の合間に何やら不穏な物体が…
泡の合間に何やら不穏な物体が…

さらに運転し始めると…っぁああああ!汚い!以下、閲覧注意です!ごっそり取れる感覚は個人的に耳かきのような感覚に近く気持ちいい(?)のですが、こんな汚い洗濯槽で服を洗っていたとは…正直ぞっとします。1~2か月に1回は洗浄しましょう!

あああああ
あああああ

ちなみに“酸素系”成分の正体は過炭酸ナトリウム。水に溶けると過酸化水素と炭酸ソーダに分解され、この過程で酸素が発生し、漂白効果を発揮するのだそう。泡で汚れがはがれ落ちていくようなイメージです。

春に向けてさっぱりと気分一新できたものの、掃除は季節に限らずこまめにやることが大事ですね。