スマートフォンの充電やネット接続、そしてオーディオプレイヤーとスピーカーとの接続など、少し前まではケーブルが必要だった分野が次々と“無線化”されています。でも電球への給電は、いまも“ソケット”と“口金”を使った有線接続。この仕組みは電球が発明されてから100年以上、ほとんど変化していないのだそう。電球を発光させるシステムが LED に進化しても、その給電方法は進化を止めたままなのだそうです。

これを進化させたいと考えたのが、スウェーデン ストックホルム在住の Simon Morris さん。サイエンスとアートを学んだ Morris さんは、宙に浮かぶ電球「Flyte」を開発しました。


Flyte は、電球の下部と木製の台に組み込まれた磁石の磁力で宙に浮くランプ。浮いているので、電球と台の間にケーブルはありません。電球への給電は、スマートフォンなどへの充電でも利用されるワイヤレス給電で実現しています。給電方法は国際標準規格に準じたものなので、スマートフォンへの充電も可能なのだとか。



現時点では、Flyte の光量は少なめ。実用品というよりも、部屋のインテリアとしての側面が強そうです。でも、Flyte を見ていると、新しい発想が生まれてきそう。会議室などに設置しておけば、面白いアイディアが出てきそうです。電球と台座の間の距離はほんの3センチ程度ですが、そのわずかな距離は、“電球はソケットにねじ込んで使うもの”という100年続いた固定観念を捨てた結果生まれたものだからです。


Flyte で使用する電球は専用のもので交換はできません。でも LED を採用しているため、その寿命は約5万時間。1日6時間点灯したとして、22年間使用できるのだそうです。


Flyte は現在、専用 Web サイトでプリオーダーを受け付け中。価格は299ドルで、日本への送料が別途30ドル必要となります。発送は、2015年の10月を予定しています。