世の中には、なぜか動物に好かれる人がいます。その人の近くでは、誰にも懐かない牛やヤギが甘い鳴き声をあげたり、普段は凶暴なニワトリがおとなしくなったり。中には、街を歩いているだけで足元にネコが集まってくる“ネコ能力者”と呼ばれる人もいますよね。

見よ!ネコザイル!
見よ!ネコザイル!

ネコ写真家の沖昌之さんも、おそらくはそんな“ネコ能力者”の一人。その沖さんが撮影した下町のネコさんたちの写真集「ぶさにゃん」が、近く販売開始されることになりました。

“ネコ能力者”(?)沖昌之さんの写真集「ぶさにゃん」
“ネコ能力者”(?)沖昌之さんの写真集「ぶさにゃん」

沖さんのネコ写真は、「奇跡の一枚」が多いのが特徴。下町で生きる野良ネコ、地域ネコ、お出かけ中の家ネコなど、さまざまな“お外ネコ”の決定的な瞬間が捉えられています。

奇跡の一枚の例:壁を歩くネコ
奇跡の一枚の例:壁を歩くネコ

例えば次の写真を見てください。ネコさんの頭の上に花がのせられています。この花は沖さんがつみ、このネコさんに捧げたものだそうです。

似合うかにゃ?
似合うかにゃ?

でも、自分のネコならともかく、お外ネコの頭に花をのせるのは、普通の人には至難の業。嫌がられて逃げられるか、下手するとひっかかれてしまうのがおちでしょう。なのに花をのせるのを許してもらえ、さらに写真を撮らせてもらえる。これは、沖さんが“ネコ能力者”である証拠と言えるのではないでしょうか。

普通の人がやると、こうなります
普通の人がやると、こうなります

沖さんによれば、「今日は疲れているので、写真を撮らないで家に帰ろう」と思っているときでさえ、ネコさんが塀で待ち構えている時があるのだそう。それまで丸くなっていたネコさんが突然動きだし、「ほら、撮りたいんでしょ?」とばかりにいろいろなポーズを取ってくれるのだそうです。きっと沖さんの身体から、フェロモン的な何かががでてるんでしょうね?

肉球、見ていく?
肉球、見ていく?

さて、沖さんの写真のもう一つの特徴として、“シンクロ”したネコさんたちがあげられます。2匹のネコさんが、動きを揃えているのです。

こうして
こうして

こうだ!
こうだ!

お芝居や映画、それにドラマでは、2人の役者さんによるシンクロ動作は、“二人の親密さ”や、“特殊な訓練を受けた集団の不気味さ”を表現するためのもの。シンクロネコさんたちは、特殊訓練は受けていないはずなので、恐らくは親密な関係にあるのでしょう。それにしても、この瞬間を切り取れるというのは、ネコ能力者沖さんの面目躍如たるものです。

「ボス!こっちですぜ」
「ボス!こっちですぜ」

美人ネコさんが多いのも特徴。例えば、北千住の花屋さん「デコラ」の看板ネコ、ほねさんがその例。彼女はきりりとしたクールビューティーです。

人もネコも、目が大きいと美人に見えますね
人もネコも、目が大きいと美人に見えますね

そんな風に、奇跡の一枚や美人なネコさんの写真を撮影する沖さん。その沖さんの写真集のタイトルが、「ぶさにゃん」なのは何故なのしょうか?

沖昌之さんによれば、このタイトルは沖さんをアパレルの世界から写真の世界に誘ったネコ「ぶさにゃん」先輩に敬意を表してのことなのだとか。沖さんの人生を変えたとも言える「ぶさにゃん」は、まさに「先輩」の風格を持つネコさんです。

「先輩、どちらへ?」  「いいから、黙ってついてきな!」
「先輩、どちらへ?」
「いいから、黙ってついてきな!」

沖さんと「ぶさにゃん」先輩の関係、そして先輩の今については、是非、写真集でご確認ください。

写真集「ぶさにゃん」の発売日は12月18日。Amazon.co.jpなどではすでに予約を受け付け中です。「12月18日まで待てない!」という人には、ポストカードもあります。購入されたい方は、沖さんのブログで連絡先などを確認ください。

早く買ってくれないと、落ちちゃうニャ!
早く買ってくれないと、落ちちゃうニャ!

…なんてニャ
…なんてニャ

(記事中の画像は、作者である沖昌之さんの許諾を頂き、沖さんのInstagramから転載させて頂きました。なお、記事中の画像が写真集「ぶさにゃん」に収録されているとは限りません。この点はご了承ください)