話題のコロリアージュを体験!
話題のコロリアージュを体験!

最近、書店でよく見かける“大人の塗り絵(コロリアージュ)”。昨年から大きくコーナー展開する店舗も増え、書籍も続々登場しています。フィギュアスケート選手の浅田真央さんが「ハマっている」と発言したこともあり、今後益々盛り上がりそうな予感。

塗り絵といえば、筆者も子どもの頃はセーラームーンや花を背負ったお姫様たちを散々塗って遊びました。でも、うさぎちゃんの髪は黄色だったし、バラは赤。万が一黒に染め上げようものなら心の闇を疑われかねない…そんな世界でしたよね。


一方コロリアージュは、細密な絵柄を採用した大人向けの塗り絵。正解はなく自由に塗れるので逆に難しそうな気もします。気になってはいたものの、続くか不安でなかなか始められませんでした。

そんな筆者のもとに舞い込んで来たのは「大人の塗り絵体験イベント」の情報。これはチャンス、ということで行ってまいりました!

◆女子の“好き”が詰まった「コロリアージュ フラワー パレード」を体験

今回訪れたのは、人気イラストレーターの佐瀬麻友子さんが描く「コロリアージュ フラワー パレード」を使用したワークショップ。著者の佐瀬さんの指導のもと、書籍の一部が無料で体験できるそうです。プロの方に見てもらえるなんてドキドキしますね!

花や宝石、ドレスなど胸がときめくモチーフが満載
花や宝石、ドレスなど胸がときめくモチーフが満載

会場となった東京都新宿住宅展示場内のイベントスペースは“大人の女性”で満席状態。何枚か渡された書籍のコピーの中から、好きなものを選んで取り組みます。

著者の佐瀬さん
著者の佐瀬さん

ちなみに初心者には絵柄の“細かいもの”がオススメだそう。塗る面が広い図案の場合は、先に全体のイメージカラーを決めると良いそうです。筆者も気に入った絵を選んでいざ開始!

色鉛筆握るの何年ぶりだろう
色鉛筆握るの何年ぶりだろう

◆「花」をキレイに塗るテクニック

ここで、コロリアージュのモチーフに多い“花”を塗るテクニックを佐瀬さんに教えて頂いたのでご紹介します(シックにしたいという筆者のリクエストでブルー系を使っています)。

まずは水色で薄く全体を塗り、花びら1枚1枚を同系色で塗り分ける方法。初心者でも分かりやすく、1色で塗るより華やかに仕上がります。

同系色で仕上げるのがポイント
同系色で仕上げるのがポイント

続いて、グレーで薄く全体を塗り、その後花びらの根元や重なり合って影になるところを水色や青で濃く塗っていくワザも見せてもらいました。同系色で陰影を表現することで、大きな絵柄でも立体感が生まれます。

グレーと水色は相性が良いそう
グレーと水色は相性が良いそう

影を濃く色づけ
影を濃く色づけ

ちょっと難しそうですが、慣れるとバランスが分かってきますよ
ちょっと難しそうですが、慣れるとバランスが分かってきますよ

同じ色でも筆圧で塗り分けると違った印象になるので、色数が少なくても様々な表現ができます。まずは手持ちの色鉛筆で始めてみて、ゆくゆくは何十色もあるセットを買ってもいいかもしれません。

◆集中し過ぎて時間を忘れる

その後「あと10分です」と声をかけられるまで約1時間、一心不乱に塗り続けていた筆者。仕事中の何倍もの集中力を発揮していたようです(なんかすみません)。

はっ!もう終わり…?
はっ!もう終わり…?

他の参加者からも「楽しかった」「リラックスできた」という声が次々挙がり、皆さんコロリアージュの魅力を堪能できていた様子。本当に没頭してしまうので、普段は「食後の1時間」「寝る前の15分」など時間を決めるのもアリかも。

◆塗れば塗るほど楽しくなる!

佐瀬さんにお話を聞きました
佐瀬さんにお話を聞きました

「凝ろうと思えばいくらでも凝れるのが大人の塗り絵。慣れてくると自分の好きな色や自分らしさも見えてきます」と魅力を語る佐瀬さん。今回は色鉛筆を使いましたが、他に水彩色鉛筆や油性色鉛筆もオススメだそうです。特に水彩色鉛筆では、色鉛筆で塗りにくい“キワ”の部分もキレイに塗れるそう。ラメマニキュアを使う人もいるんですって!

ちなみに完成した絵は、余白にメッセージを書き込んでカードとして使うのもオススメとのこと。世界に1つだけの作品に、家族や友達も喜んでくれそうですね。

大人になった今こそ自由な発想で楽しみたいコロリアージュ。好きな色で埋められた絵を眺めていると、幸せを感じつつ「今度はこうしたい」という意欲も湧いてきます。なお筆者はさっそく色鉛筆を買って帰りましたよ~!

まずは24色。
まずは24色。

【記事中で使用した書籍】
「コロリアージュ フラワー パレード」
著者:佐瀬麻友子
価格:1,300円(税別)
発行:KADOKAWA