ドローンの使い方と聞かれて、どのようなものが頭に浮かぶだろう?被災地での被害状況の確認でドローンが使われたことを思い浮かべた人はいるかもしれない。打ち上げ花火を撮影した映像が印象に残っているという人もいるだろう。実用化は少し先になりそうだが、倒れた人にAEDを届けたり、溺れている人に浮き輪を届ける救急ドローンに期待を寄せる人もいるはず。ゴルフ好きな人の中には、ゴルフ場で飲みものなどを届けてくれる楽天の「そら楽」を思い浮かべる人もいたのでは?

スタートアップ企業Zero Zero Roboticsは、カメラの三脚かわりにドローンを使おうと考えた。同社が開発中の「Hover Camera」は見えない三脚とも呼べるデバイスで、ドローン技術により宙に浮かんだ状態で写真や動画を撮影してくれる。


例えば、3人で旅行に行き、観光名所で記念撮影をするとしよう。その場合、誰か1人が犠牲になってシャッターを押すか、道行く人を捕まえて撮影をお願いするか、三脚を立てたりゴリラポッドをどこかに取り付けたりしてセルフタイマー撮影をするか、のどれかを選ぶことになる。

このようなケースで「Hover Camera」があれば、記念撮影をとてもスムーズに行える。カバンからさっと取り出してスイッチを入れ、撮影に適した場所に浮かべて手を離せばよいのだ。シャッターは、スマートフォンでコントロールできる。



“簡単記念撮影”を実現したのは、「Hover Camera」の持つ「持ち運びやすいデザイン」と「高い安全性」そして「記念撮影に特化した機能」だ。

持ち運び時には、「Hover Camera」は二つ折りにできる。二つ折り時のサイズは182×132×32.5ミリと、カバンに入れて楽に持ち運べるサイズだ。重さはわずか238グラム。


ブレードは、カーボンファイバー製のケージに収められた。Zero Zero Roboticsによれば、「Hover Camera」は飛行中に素手でつかんでも安全だという。リモコンでブレードの回転を止め、着地させるなどの操作は不要だ。


記年撮影に特化とした機能としては、顔認識を使った追尾機能があげられる。一度認識させれば、「Hover Camera」はその人を撮影する最適な場所に自動的に移動し続けてくれる。これは、記念撮影でよく起こる「もうちょっと右かな…?あ~行きすぎ。そこでストップ!」を、テクノロジーで実現したものだ。


カメラはスマートフォンでコントロール。13メガピクセルの静止画撮影機能と、4Kの動画撮影機能を切り替えて使用できる。360度のパノラマ撮影にも対応する。


「Hover Camera」を見ていると、ドローンにはまだまだ様々な活用方法があるなと感じる。たとえば、KindleやKoboなどの電子書籍リーダーにドローンを活用したらどうだろう?長時間手で持たなくても済むし、お風呂で読書をする際にも便利そうだ。

「Hover Camera」は、そんな想像(妄想?)を膨らませてくれるデバイス。売れるかどうか?はちょっと疑問だが、これに刺激を受けた新製品が続く予感を与えてくれる。