トウモロコシを食べるのが面倒だと感じたことはないだろうか?

トウモロコシの粒の数は品種によっても違うが、だいたい600個くらい。これをすべて取り外して食べるのは、ちょっと大変だ。


そんな人におススメなのが「ドリル」。ドリルを使えば、10秒ですべての粒を食べられる。中国のVlogger(ビデオブロガー)Eater Yangさんが証明してくれた。


Yangさんは、ドリルの先端にトウモロコシを装着。高速で回転するトウモロコシに自分の歯を押し当て、粒を削り取って食べてみせた。Yangさんはその模様を撮影して、中国の動画サイトmeipaiで公開している。


その様子は、まるで八王子市の名産品「東京こけし」の製造現場のよう。木工旋盤に取り付けられた回転する角材がノミで削られて一瞬でこけしの形になる、あの様にそっくりだ。


この動画はRedditユーザーであるFrancRoubuxさんが紹介して米国でも人気が高まった。コメント欄には、「Yangさんの歯に、トウモロコシの粒が挟まっているのではないか?」「いや、挟まってない。Yangさんの歯は、すべて(ドリルのパワーで)飛んで行ったはず」などの声が寄せられている。

もちろん、批判的なコメントだけじゃない。「テクノロジーによって食事が素早く済ませられるなら、それは素晴らしい」という声もある。考えてみれば「東京こけし」もそう。旋盤のおかげで、わずかな時間で作れるようになったのは、確かに素晴らしいことだ。

ところで、トウモロコシの粒の数は、かならず偶数個なのだそう。でもきっとこんな豆知識は、スピード重視のワイルドなYangさんにとってはどうでもよいことなんだろう。

Yangさんの食事風景は、meipaiで参照できる。