乾燥させることで食物繊維や鉄分などの栄養素が増すと言われるドライフルーツ。少量で満足できるので、ダイエット中の間食としてもよくオススメされています。
筆者も大好きですが、つい気になってしまうのが生産国と原料。砂糖や保存料が加えられているものも多く、無添加のものってなかなか手に入りづらいんですよね…。じゃあいっそ自分で作っちゃえ!と今回試してみたのがこちら。オランダの家電ブランド『PRINCESS(プリンセス)』から7月に発売された「フードドライヤー」です。
同ブランドには白いホットプレートをはじめ見た目も美しい家電が多く、こちらも家のどこに置いても違和感のないデザイン。基本的にコンセントがあるところなら使用できます。一辺35cm、高さ20cm程ですのでむしろ台所には置きにくいかも。
まずはドライフルーツ作り
(でも国産は高かった…)
それではドライフルーツ作り開始。好きなフルーツを洗ってスライスし、付属のトレイに重ならないよう並べていきます。厚く切ると乾燥時間が増えますが、薄過ぎても縮んで消えてしまいそうになるので、はじめのうちは色々試してみると良いかと思います。
トレイに並べる過程が一番楽しいかも
使っているのを忘れる静かさ
温度設定は、酵素が壊れにくいとされる低めの50度にしてみました。乾燥時間の目安は6~12時間くらい。消費電力は350Wですので、最長でも1回60円ほどでしょうか。
スイッチをいれると送風音がしますが、空気清浄機の音に近くそれほど気になりません。本体も手で触れられる程度の熱さにしかならないので万が一子どもが触ってしまっても安心です。
最初の6時間でこれくらい。まだ中心に水分が残っていてくにゅっとしていますが、これはこれでおいしい。
さらに6時間ほど乾燥するとフルーツチップス風になりました。口の中で柔らかく戻ると、素材の味がじゅわっとあふれ出してめちゃくちゃおいしい!生で食べるより甘みも増している気がします。もちろん砂糖を加えても良いですが、全く必要ないですよ。
そのままつまむのはもちろん、ヨーグルトやグラノーラに混ぜるのもオススメ。付属のレシピブックにはフルーツケーキやサングリアのレシピも載っています。なおドライフルーツは通常のフルーツより高カロリーですのでくれぐれも食べ過ぎにはご注意ください!
野菜も乾燥してみよう!
続いて冷蔵庫の残り野菜も乾燥してみました。フルーツと同様に薄くスライスしてトレイに並べ、50~70度で6~12時間乾燥します。じゃがいもなどは下ゆですると良いそう。
水分量が少ないせいか、6時間でカラカラに。しっかり乾燥させれば長期保存もできるそうです。
こちらもそのまま食べるほか、サラダにトッピングしたり砕いてドレッシングに混ぜたりと幅広く活用できます。筆者はスープにしてみましたが、火が通りやすく、スープに野菜の旨みがしっかり染み出るので調味料はいつもの半量で済みました。硬くはないけれど独特の食感で、噛む回数も自然と増えて満足感高し。
ドライフードといえば従来天日干しが一般的でしたが、日数もかかるし虫やゲリラ豪雨などを考えると夏は特に難しい。これなら家の中で半日あればできるのでとてもラクです。何より様子を見ながら乾燥できるので“失敗しない”というのが良いですね。
フードドライヤーの価格は1万1,880円(税別)。休日の新しい習慣になりそうです!