ウィンブルドン選手権で使用されたテニスボールを再利用するスピーカー「hearO」

テニス4大大会(全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権、全米オープン)では、多くのテニスボールが使用され、廃棄されている。その数は4大大会合計では23万個を超えており、ウィンブルドン選手権だけでも5万5,000個に達するという。

テニス4大大会(全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権、全米オープン)で廃棄されるテニスボール

「hearO」は、2016年ウィンブルドン選手権で使用されたテニスボールの再利用を目指すプロジェクト。ボールにはBluetoothスピーカーとしての新たな命を与え、テニスファンにはウィンブルドンで使用されたボールを保有するという満足感を与える。

ウィンブルドン選手権で使用されたテニスボールを再利用した「hearO」
テニスボールを再利用して作られたスピーカー「hearO」

そのデザインはシンプル。テニスボールの上下をくりぬき、上部にはスピーカーを、下部にはスイッチボタンを組み込んだ。これだけ見ると安易なプロジェクトにも思えてしまうが、Rogue Projectsによれば、テニスボール内部に使用されるラバーは余計な振動を抑える性質を持っており、その効果で想像以上の高音質が楽しめるという。

「hearO」内部構造
「hearO」では内部をくり抜き

「hearO」上部のスピーカー
上部にスピーカーを

「hearO」下部のスイッチ
下部にスイッチを組み込んだ

充電は専用クレードルを使用。フル充電で最大5時間の利用が可能だ。

「hearO」充電クレードル
クレードルで置くだけ充電

Rogue Projectsは現在、「hearO」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では50英ポンドの出資で「hearO」を1個入手可能だ。出荷は2016年11月。

「hearO」販売パッケージ
「hearO」同梱物

Rogue Projectsは、1987年ウィンブルドン男子シングルス優勝者であるパット・キャッシュ氏のサインボールで作られたスピーカーも用意。こちらは本稿執筆時点ではあと1個残っており、150英ポンドで入手できる。マイケル・チャン氏、レイトン・グリン・ヒューイット氏によるサインボール版も用意されていたが、これらはすでに売り切れとなっている。

 プロトタイプとして製造されたロジャー・フェデラー(左)、ノバク・ジョコビッチ(右)のサインボール版「hearO」
参考画像:プロトタイプとして製造されたロジャー・フェデラー氏(左)、
ノバク・ジョコビッチ氏(右)サイン入りの「hearO」
パット・キャッシュ氏版もこのような仕上がりになる予定