福島の保護ネコカフェ「ここねこ」

“シルバーウィーク”とも呼ばれる9月の連休、どこに旅行に行かれます?筆者のおススメは福島。残念ながらモモ狩りのシーズンは終わってしまいましたが、なし狩り、ぶどう狩りが楽しめます。福島のフルーツ、びっくりするほどおいしいんですよね。

思い切りフルーツを堪能して幸せになったら、ネコも幸せにしてみてはいかがでしょうか?福島のネコカフェ「ここねこ」にいけば、それもできてしまいますよ。

福島の保護ネコカフェ「ここねこ」
福島のネコカフェ「ここねこ」

「ここねこ」は、福島県郡山市に7月22日にオープンした保護ネコカフェ。福島県三春町の「動物救護隊  にゃんだーガード」の保護ネコさんがスタッフとして派遣され、接客(?)などを担当しています。

福島の保護ネコカフェ「ここねこ」
スタッフとして忙しく立ち働くネコさんたち

2016年9月11日時点で、「ここねこ」にいるスタッフネコさんは「みー子」ちゃん、「幸太」くん、「かすみ」ちゃん、「ペロタン」さん、「ぱんく」くん、「鈴蘭」ちゃんの6匹。いずれも、にゃんだーガードのシェルターから選ばれたネコさんたちで、もし「ここねこ」で出会って相性があってしまったら、里親になって引き取ることができるかもしれない子たちです。

福島の保護ネコカフェ「ここねこ」
左が「鈴蘭」ちゃんで、右が「みー子」ちゃんです

スタッフの構成は、福島第一原発が立地する大熊町で保護された子が3匹。東日本大震災が発生したときに、飼い主とはぐれてしまったと考えられている子たちです。かつて飼いネコだったため、人に慣れているのが特徴なのだとか。

福島の保護ネコカフェ「ここねこ」
「みー子」ちゃんは2015年11月15日に大熊町で保護されました
推定年齢8歳です

残りの3匹は震災後に生まれ、福島県内各地で保護されたまだ若い子たち。人に飼われたことがないかもしれない子たちですが、でもやはり元気で人懐っこいのだそうです。

福島の保護ネコカフェ「ここねこ」
つまり、みんな人懐っこいということです
ちなみにこの子は「ぱんく」くん
郡山市で保護されました

さて、そんなスタッフが出迎えてくれる「ここねこ」の最大の特徴は、その空間作り。10畳ほどの店内は、遠くからわざわざやってきた人も、十分満足できる内装となっています。

なかでも注目は、キャットタワー&キャットウォーク。これは出来あいの商品を買ってきて設置したのではなく、内装工事を担当した大工さんが一から作り上げたもの。このため、実にしっかりした仕上がりになっているそうです。

福島の保護ネコカフェ「ここねこ」
「作り付けの本棚」はよく目にしますが、
「作り付けのキャットタワー」は珍しいのでは?

壁や床に使用される建材や、天井の照明まで、良いものが採用されています。ネコさんの労働環境は良好と言えるのではないでしょうか?床には床暖房が設置されて、福島の寒い冬に備えられています。

福島の保護ネコカフェ「ここねこ」
「良い職場なのニャ」

トイレには、ドアを設置。匂いが店内にできるだけ流れないように工夫されています。

福島の保護ネコカフェ「ここねこ」
「のぞかないでニャ」

「ここねこ」は、クラウドファンディングサイトREADYFOR?によるキャンペーンによって実現したカフェ。上述のようなネコのためのこだわりの空間を作れたのは、出資してくれた支援者の方たちのおかげだと、運営者である香西知子さんは語られていました。

そんな「ここねこ」でのお客さんたちの過ごし方は、床に座ってネコと遊んだり、寝転がって写真を撮ったり、キャットウォークを歩くネコを下から眺めたりなど。ちなみにお客さんには、“ネコを飼いたいけど、なんらかの事情で飼えない”人が多いそう。それでもネコと触れあいたい人が、「ここねこ」にやってくるそうです。

福島の保護ネコカフェ「ここねこ」
「遊ぶ?」 by 「ペロタン」ちゃん7歳(推定)
2014年8月に大熊町で保護されました

ネコ好きな人が入場料を払ってネコと遊べば、ネコ好きの人もネコも幸せになれる「ここねこ」。シルバーウィークのお出かけにいかがでしょう?

入場料は30分コースで大人500円、小学生300円。「相性の良いネコさんがいなくて、すぐ帰ることになったらどうしよう…。」と思っている人が、お試しで入場してみるのにぴったりのコースです。90分コースは大人1,000円、小学生800円でドリンク付き。以降は、延長30分ごとに400円となります。入場料は、スタッフネコさんたちのお給料(カリカリ、他)や、冷暖房費などに使用されます。

福島の保護ネコカフェ「ここねこ」
「ドリンクはペットボトルや缶に入った飲み物ニャ」

所在地は福島県郡山市田村町守山字上河原22(駐車スペースあり)。営業時間は12時から18時まで。定休日は火曜日です。連休中は混みあう可能性があるので、事前に電話で混雑状況を確認してから出掛けるとよいかもしれません。電話番号は024-973-8522です。

福島の保護ネコカフェ「ここねこ」
「待ってますニャ」 by 「かすみ」ちゃん