西洋菓子しろたえ赤坂
とっておきのおやつ、買いに行きます

名前の通り坂が多く、高低差が激しい赤坂。高校の地理実習で赤坂周辺の地形を調べたときは大変でした…。繁華街をはじめオフィスや住宅も多く、洗練された大人が集まるイメージです。

赤坂豊川稲荷周辺
豊川稲荷周辺

来るたびに背筋がシャンとするこの街では、大人のための上品なおやつを求めてみました。


ジョブズ氏も愛した和菓子屋

赤坂青野 赤坂見附店
老舗の和菓子屋さん

赤坂見附駅からほど近く、老舗らしい佇まいは「赤坂青野 赤坂見附店」。あのスティーブ・ジョブズ氏も愛した和菓子屋ということでさらに有名になりましたよね。

こちらの看板商品の1つが「赤坂もち」(1個216円)。淡い色調の美しいふろしきに包まれています。ん、あのお土産に似てる…?

赤坂青野「赤坂もち」
小さな風呂敷に包まれた「赤坂もち」

山梨に田舎がある筆者は「桔梗屋信玄餅」を思い出してしまいますが、実は“小風呂敷包み”のスタイルは赤坂青野が元祖なのだとか。

密封された容器には餅が2つと、きな粉がこれでもかというほどぎっしり。先にきな粉だけ取り出して、餅を絡めて頂きます。今回はお皿に出しましたが、包まれていた風呂敷の上に広げてもOK。

赤坂青野「赤坂もち」
きな粉の香りを閉じ込めたカップ

赤坂青野「赤坂もち」
きな粉を先に取り出します
(風呂敷の上でもOK)

赤坂青野「赤坂もち」
のび~る

ふにゅふにゅで歯切れの良い餅からは黒糖の香りが漂い、粗く刻まれたくるみが絶妙なアクセントになっています。香りのよいきな粉をたっぷりまぶして香ばしさとのハーモニーを楽しみましょう(食べながら笑わないよう注意)。甘過ぎないので、1kgくらい余裕で食べられそう…。

チーズケーキ界のマドンナ

続いては一ツ木通り沿いにある「西洋菓子しろたえ 赤坂」へ。洋館のようなレトロな外観で喫茶室もあり、マダムたちで賑わっていました。

西洋菓子しろたえ赤坂
レトロな洋菓子屋さん

お目当てはレアチーズケーキ(1ピース260円、ホール販売も有り)。雪のような白さと可憐なサイズ感で、ちょこんとピスタチオが飾られています。

西洋菓子しろたえ赤坂
価格もお手頃

チーズはふんわりと柔らかく、舌の温度でなめらかに溶けてほど良い酸味が広がります。この口どけはもはや芸術。バターが香るビスケット台も絶妙なアクセントを加えています。上品で美しく、だけど主張し過ぎない洗練されたレアチーズケーキは、まるで“理想の女性像”のよう。

西洋菓子しろたえ赤坂
一生愛し続けます…

おやつにはもちろん、絶対に失敗したくないお土産を選ぶならこの2品は間違いなし。数々の料亭もある赤坂ならではのグルメな逸品でした。それではまた、どこかの街でお会いしましょう。

赤坂青野 赤坂見附店
東京都港区赤坂3-1-11

西洋菓子しろたえ 赤坂
東京都港区赤坂4-1-4