かぼすの冷凍保存方法

爽やかな香りとレモンのような酸味が和食と相性抜群のかぼす。流通量が多くなる8~10月が旬ですが、さんまの塩焼きに添えるイメージが強く、さんまの価格次第で食卓から遠のいてしまうことも…。

かぼすの冷凍保存方法

かぼすにはクエン酸やビタミンが豊富に含まれており、お値段もお手頃なのでレモン感覚でぜひ活用したいところ。というわけで今回は、かぼすの賢い保存方法とこれからの季節に活躍する自家製ポン酢のレシピをご紹介します(主な産地である大分県カボス振興協議会のサイトを参考にしています)。


冷凍保存で1年もつ?!

かぼすは果汁を搾って冷凍すれば何と1年近く保存できるそう。横半分に切った後さらにくし切りにすると、汁が飛び散らず効率良く搾れます。

かぼすの冷凍保存方法
くし形にカットすれば

かぼすの冷凍保存方法
無駄なく搾れます

種を取り除いたら製氷皿に小分けにして冷凍庫へ。凍ったらプラスチック製の密閉容器やフリーザーバッグに移しましょう。

かぼすの冷凍保存方法
使いやすい分量で小分けにして

かぼすの冷凍保存方法
凍ったら容器やフリーザーバッグに移します

天ぷらやお刺身などの料理をはじめ、サワーや焼酎、炭酸水などのドリンクにレモン感覚で使えるほか、大分では味噌汁にひとしぼりするのも定番なのだとか。意外な組み合わせですが上品な香りと味噌の相性がよく、まろやかな酸味がクセになってごくごく飲めちゃいますよ。

かぼす果汁で絶品ポン酢

鍋の季節に欠かせないポン酢も、かぼすを使って簡単に手作りできます。

材料(作りやすい分量)

かぼすポン酢の作り方

・ かぼす果汁 100ml
・ 醤油 100ml
・ 酒  10ml
・ みりん  10ml
・ 昆布 3cm程度
※分量は、かぼす果汁10に対して、醤油は同量、酒・みりんは1の割合で調整できます

作り方

1.みりんは予め小鍋や電子レンジで煮切っておく

かぼすポン酢の作り方

2.材料をすべて清潔なビンかステンレスの容器に入れ、冷蔵庫で2~3日つけこむ

かぼすポン酢の作り方

かぼすポン酢の作り方
2~3日熟成させて完成

市販のポン酢より甘さが控えめで、やわらかな酸味が心地よいおいしさ。熟成させればさせるほど角がとれてまろやかになり、秋鮭や鍋、湯豆腐などなど何にでも合います!※冷蔵庫で保存し、1週間程度で使いきって下さい

かぼすポン酢の作り方
鮭のホイル焼き

このほか搾った後の果皮をお風呂に入れてリフレッシュタイムにも。小粒ながら余すとこなく活用できるかぼす。この時期にぜひ入手して試してみて!

かぼすの活用方法