高たんぱくで価格もお手頃な鶏むね肉は、節約献立の救世主。でも、そのまま調理するとパサついて固くなりやすく、何となく苦手意識のある方も多いのでは?
今回は、そんな鶏むね肉を身近な食材で“しっとりやわらかく”する裏ワザを3つご紹介。どれも効果抜群なので、家にある食材や献立に応じて使い分けてみてください!
※いずれの食材も鶏むね肉1枚分の分量。繊維を断つようにそぎ切りにした鶏むね肉に使用し、片栗粉をまぶしてソテーしたものを比較しています。
1.砂糖水
手順
1.水大さじ2に砂糖小さじ2杯を加えてよく混ぜ合わせ溶かす2.ひと口大に切った鶏肉をポリ袋に入れ、砂糖水を加えてよくもみこむ
3.冷蔵庫で20分寝かせ、下味などをつけて調理する
常備調味料でできる手軽な方法。砂糖の甘さはほぼ残らず、じゅわっとあふれる肉汁と柔らかい食感が楽しめます。甘みを活かしてスイートチリソースをかけるのもおすすめ。
2.玉ねぎ
手順
1.鶏むね肉にすりおろした玉ねぎをもみこみ、常温で30分寝かせる2.そのまま下味などをつけて調理する
玉ねぎのすりおろしがやや手間ですが、玉ねぎの甘みや焼いたときの香ばしさも楽しめるので塩コショウだけで十分なおかずに。玉ねぎの酵素が肉をやわらかくしてくれ、しっとりするだけでなく“ふわふわ”の食感が際立ちます。
3.しょうが
手順
1.しょうが1かけ(15g程度)を皮ごとすりおろし、汁ごと鶏肉にもみこむ2.常温に5分ほど置いてすぐ調理する
短いつけ込み時間でもしっとりやわらかい肉感が得られるので忙しい時におすすめ。こちらも香味がそのまま味付けになるので、仕上げに醤油をちょろっとたらしておかずやお弁当に。
片栗粉だけでもOK?
時間がない時は片栗粉をまぶすだけでも、肉の表面がコーティングされ貴重な肉汁を閉じ込めてくれます。上記の処理をしたものと比べるとややぱさつく印象ですが、タレを絡めて食べるなら十分。ポリ袋に肉とともに入れて振ると、少量でもまんべんなくまぶすことができますよ。これらの裏ワザを知っておけば、鶏もも肉と同じように幅広い調理に使える鶏むね肉。さっそく今日の献立に取り入れてみてくださいね!