そんな“体の50%が「マグナム」”な筆者が見つけてきたのが、100円ショップダイソーの「アイスバーメーカー」。これは、好みの飲料でアイスバーを作れてしまう容器です。今回はこれを使って、様々なソフトドリンクをアイスキャンディーにしてみました。普段味わえないような「お酒のアイス」にも挑戦。またこの「アイスバーメーカー」には、取っ手部分になにやら怪しげな″ストロー″が取り付けられています。このストローが何なのか、そしてどのように役に立つのかについても検証してみました。
■「アイスバーメーカー」とは?
「アイスバーメーカー」は、飲料を型に流し込み、冷凍庫で冷やしてアイスバーを作る容器。ストローが取っ手部分から鋭く突き出ているのが特徴的で、普通のアイスバーメーカーにはない雰囲気を醸し出しています。

今回は、取っ手の色にあわせた飲料をチョイス。アイスバーにしてみました。
■本当になんでもアイスになるのか?
取っ手部分のカラーバリエーションは、ピンク、黄、緑、青の4種類。ピンク色にはニチレイの「太陽のアセロラ」、黄色には「トロピカーナ」、緑色にはキウイ&白ブドウ味の「フルーツクリスタル」を準備しました。
ソフトドリンクだけでなく、お酒のアイスにも挑戦。青色に、サントリーの「ワイキキブルーハワイ」を用意し、市販のアイスでは決して出会えないお酒アイスの味を確かめてみました。

■実際に作ってみると?
「アイスバーメーカー」に飲料を注ぎます。注ぎ終わったら取っ手部分でぴったりと蓋をして、冷凍庫で凍るのを待ちます。今回14時に冷やし始めたところ、夕方には飲料がアイスに凍っていました。ブルーの「ワイキキブルーハワイ」だけ、他のソフトドリンクと比べて多少時間がかかったので、お酒でアイスを作る人は注意が必要です。



冷凍庫から取り出し、すぐにアイスを抜こうとしたところ、凍っているためか抜くことができませんでした。「ふむ、困ったナ(椎名誠風)」と、説明書を見返してみると、″しばらく水につけ、氷の外側を溶かして抜きやすくしてください″という一文を発見。指示された通りアイスバーメーカーを水を入れたボウルに入れて数十秒待ったところで、するっと抜くことができました。


■味は?
どのアイスも期待していた通り美味しくできあがりましたが、編集部で美味しいと評判だったのはトロピカーナとキウイ味でした。さっぱりとした味わいで、後味もよいとのこと。
一方ブルーハワイは、お酒だったためか苦味が目立ち、液体の時より味が薄まった印象。またアルコールの強さも、液体だった時よりも少し弱まったようです。それでも、筆者はお酒に弱いため、食べ進めていくと軽く酔ってしまいました。
冷凍庫で凍らせている時に、飲料に含まれる物質が沈殿するため、どのアイスも共通して、先端部分の味は濃く、取っ手部分は薄く仕上がりました。「おいしい部分は一番最後がいい」という人は、アイスを取っ手部分から取り外して食べてもいいかもしれません。ただしそうすると、このアイスバーをして普通のアイスバーメーカと異ならしめている取っ手部分の″吸える″ストローを、楽しめないことになります。
■とけてもすえる!
取っ手の側面から約3cmほど突きだし、不思議な印象を見る者に与えているこのストロー、一体なにに使うのでしょうか。

実はこのストロー、アイスを余すところなく楽しむためのものなのです。

アイスを食べていると、溶けだしたアイスがぽたぽたと溶けることってありますよね。このストローを使えば、普通のアイスバーでは口に入らずにアイスの傾いた側面からぽたぽた地面に落ちていく液体を、がちっと受け止める取っ手部分を通じて吸うことができます。これによりアイスを文字通り100%味わえますし、また手が汚れずに済むのです。
■最後に
アイスにかける出費を減らしてくれるだけでなく、未知の味を生み出す「アイスバーメーカー」。飲みかけのジュースやお酒をアイスに変身させてくれる、楽しい商品です。ただしいくらアイスだからといって、子供はお酒のアイスを食べたらだめですよ。
もちろんお値段は108円(税込)。