
「ダイソン 360 Eye」の最大の特徴は、本体上部に取り付けられた360度パノラマカメラ。これにより、周囲360度を見渡して状況を把握し、三角法で自分の位置を正確に特定。部屋を3メートル四方の格子状に分けて、規則正しく掃除する。

掃除機の動き自体も従来型とは異なり、ランダムではなく“らせん状”に動作する。掃除が終了した場所を何度も行き来することがなくなるため、より短時間での掃除が可能だ。

本体を動かすのは、車輪ではなくキャタピラ。障害物踏破力が高く、“段差を乗り越えられずにバッテリー切れ”、というロボット掃除機にありがちな問題の発生回数を減らしてくれる。

吸引部分には、ダイソン独自の「サイクロンテクノロジー」を搭載。これにより「ダイソン 360 Eye」は、「最も吸引力の高いロボット掃除機」になったと、ダイソンは主張している。

従来型のロボット掃除機が持っている、自動的に充電ステーションに戻る機能は、「ダイソン 360 Eye」にも搭載されている。

その他、スマートフォンで「ダイソン 360 Eye」の管理が可能なアプリ「Dyson Link」も用意。アプリからは、掃除スケジュールの設定などが可能だ。

「ダイソン 360 Eye」は、2015年春に販売開始の予定。価格は現時点では未定とされている。