万年筆ブランド『モンブラン』から、岩手県陸前高田市の“奇跡の一本松”の枝を使用した万年筆「マイスターシュテュック 奇跡の一本松」が3月11日に発売される。国内限定で113本の販売予定。

“復興のシンボル”を生涯の友に
“復興のシンボル”を生涯の友に

奇跡の一本松は、東日本大震災の際、津波に流されず唯一絶え残った「高田松原」の松。その後海水のダメージによる枯死が確認されたが、モニュメントとして保存整備された。


約7万本から唯一残った「奇跡の一本松」  出典:陸前高田市公式サイト
約7万本から唯一残った「奇跡の一本松」
出典:陸前高田市公式サイト

今回発売される万年筆は、保存整備の過程で伐採された枝部分を加工し、モンブランの代表モデル「マイスターシュテック」のキャップとボディに採用したもの。価格は48万1,000円(税別)とのこと。

ペン先には一本松の刻印が施され、1本1本風合いが異なるそう
ペン先には一本松の刻印が施され、1本1本風合いが異なるそう

同社はこれまでも被災地への復興支援として限定生産の万年筆を発売し、その売上を寄付にあててきた。今回も売上の一部から80%が陸前高田市に、20%が子どもたちの国際交流のために NPO 法人陸前高田市支援連絡協議会 AidTAKATA にそれぞれ寄付されるそうだ。

なお商品の詳細についてはモンブラン コンタクトセンターに問い合わせのこと。

※画像の出典はモンブランジャパンおよび陸前高田市の公式 Facebook ページ