今回えんウチは、雑貨好きの聖地・吉祥寺に、宝さがしにぴったりの雑貨屋さんがあるという情報をキャッチ。その名も「Hattifnatt の雑貨屋さん」。噂によると店内は不思議なつくりで、森の中へ迷い込んだ気分になれるそう。素敵な宝ものを探しに、いざ出発です!
■吉祥寺「Hattifnatt(ハティフナット) の雑貨屋さん」にやってきました
JR 吉祥寺北口から線路沿いに7分ほど歩くと、「Hattifnatt の雑貨屋さん」を発見。
開店前にもかかわらず、お店の前には数組のお客さんが行列を作っていました。
店内は、なんとも不思議なつくり。入り口の小さなドアをかがんでくぐると、たくさんの木箱がお出迎え。階段をのぼった中2階にも木箱が並び、脇にはお会計が。そこからさらに急な階段を登ったロフトにも商品が並んでいます。
壁に並んだ木箱には、アクセサリーや置き物、ポーチなどの雑貨がディスプレイされています。これらの雑貨は、すべて作家さんの手作り。ひとつひとつの木箱は作家さんたちのお店になっており、小さいながらも見ごたえたっぷりです。
今回はお店の作品の中から、えんウチのお気に入り雑貨ベスト3を見つけたいと思います!
■お気に入り雑貨ベスト3発表
◆第3位 ひらがな「あ」のブローチ
3位に選んだのは、ひらがなの「あ」がデザインされたアバンギャルドなブローチ。イズミサヤさんという作家さんの作品です。
「奇抜な あ」「楽しそうな あ」「控え目な あ」などさまざまに形容されている「あ」。どれも同じ「あ」なのに、文字サイズや寄り添う図形によって、たしかにタイトル通りの印象を与えるデザインになっています。
◆第2位 パンのマグネット
2位に選んだのは、とってもリアルなパンの形のマグネット。Boo bee さんの作品です。
ご覧のとおりの小ささですが、かなり細部まで作り込まれてます!焦げ目もリアルで、まるで本物のパンがそのまま小さくなったみたい。盛り合わせのものや、2個のパンがセットになったものなどがありました。
◆第1位 どうでもいいことバッヂ
そして1位に選んだのは、「どうでもいいことバッヂ」という名前の缶バッヂ。ナガキパーマさんの作品です。
バッヂが販売されているボックスは、引き出し型の変わったディスプレイ。パッと見ではどんな作品があるかわからず、つい引き出しを開けたくなってしまいます。
以上が、今回のえんウチのお気に入り雑貨ベスト3です。いかがでしたか?お店には紹介し切れなかった作品がまだまだたくさんあり、新しい作品も日々追加されています。いつ行ってどんな作品に出会えるかも宝さがしの一環。ぜひ、自分だけの宝ものが待っている店内を探検してみてくださいね。
■「Hattifnatt の雑貨屋さん」ってどんなお店?
店長の小村さんにお話を伺いました。
◆お店のコンセプトは?
えんウチ:お店のコンセプトなどがあれば、お聞かせください。
小村さん:「お店は、緑いっぱいの森の中にある秘密基地をイメージしています。その中にあるいろんな箱から、自分だけの宝ものを探してくださいというのがコンセプトです」
えんウチ:たしかに、変わった構造の店内は秘密基地のイメージにぴったりです。ポイントはどのあたりでしょうか?
小村さん:「ドアが小さかったり、階段が急になっているところでしょうか。小さなドアをくぐったら子どものころの気持ちに戻って楽しんでもらいたいという想いがこめられています」
◆どうして雑貨屋さんをはじめたの?
えんウチ:お店を始めたきっかけはありますか?
小村さん:「もともとは吉祥寺と高円寺のカフェ『Hattifnatt』で、ギャラリーを併設して作家さんの作品を展示していたんです。そこで少しだけ販売もしていたのがきっかけでしょうか」
えんウチ:ギャラリーを拡大したというイメージでしょうか?
小村さん:「そうですね。ギャラリーはギャラリーでやっているのですが(※)、作家さんのスタートになって、色々広がっていくような雑貨屋さんになればと思っています」
(※現在ギャラリー展示は高円寺店のみ)
◆どんな作家さんの作品があるの?
えんウチ:どのような作家さんの作品を扱っているんですか?
小村さん:「手作りの1点ものを作っている作家さんがほとんどです。オープン当初は、吉祥寺や高円寺のカフェのギャラリーに作品を出展していた作家さんやカフェのお客様、ご近所の方等が多かったです。今では、作家さんにご紹介いただいた方や、インターネットで知った方など、さまざまな作家さんの作品を扱っています」
秘密基地のような店内に、手づくりの作品が並んでいる「Hattifnatt の雑貨屋さん」。作品は1点ものばかりだから、見逃さないよう夢中になってしまいます。色とりどりの作品の森で迷子になって、子どものようにワクワクできる、まさに宝さがし気分が味わえる雑貨屋さんでした。