スモールハウス「INSPIRATION」の正式販売が開始された。販売するのは、世界中のスモールハウスやモバイルハウスの特集メディアを手がける YADOKARI(やどかり)。価格は250万円から。


「INSPIRATION」は、6×2.4m のワンルームサイズ。生活に必要なシャワー・トイレ・キッチンを装備している。夫婦2人、小さな子供1人の3人家族が暮らせるコンパクトサイズの住宅だ。



開口部を広く設けており、オプションのバルコニーやウッドデッキなどと組み合わせるとより開放感のある居住空間を実現できる。内庭もリビングの一つと見立て、外光をふんだんに取り入れられる仕様となっている。


スモールハウスのサイズは海上用コンテナサイズを元に設計しているのでトレーラーや船などでの輸送が可能。住居としての必要最低限の機能を維持しつつ、「移動性(モビリティ)」を確保している。季節や趣味に応じて好きな場所へ移動する、そんなライフスタイルの実現を手助けできる。


YADOKARI は2011年3月11日に起きた東日本大震災が大きなきっかけとなって、住まいを考え直す活動を始めた。住宅にまつわる金銭的負荷を減らせれば、自由に使えるお金を増やして、ライフスタイルの選択肢を増やせるのではないだろうか? そのような新しい豊かさを考えるきっかけとして、スモールハウスのムーブメントを作っていきいたいと考えているという。

YADOKARI は2015年5月に、モデルルームを静岡県下田の野外商業施設内(NanZ Village)に設置する予定。