これを解決してくれるのが、「Selfie Arm」。アーティストの Aric Snee さんと、Justin Crowe さんが共同で開発した。

「Selfie Arm」は、人間の肘から指先までをリアルに再現したセルフィー・スティック。肘の部分にスマートフォンなどを取り付け、手の部分を握って撮影する。すると、撮影された画像には、自分の他にもう一人の腕(らしきもの)が写り込み、2人で旅をしているかのように装えるという仕組みだ。




共同開発者の一人 Justin Crowe さんは、「Selfie Arm」専用の SNS アカウント作成を勧めている。「Selfie Arm」を使って撮影した画像を自分の SNS にアップしたあと、「Selfie Arm」のアカウントから「いいね!」をするのだ。これによって、友だちがいない人であっても、最低1件の「いいね!」を獲得できる。そしてそれは自作自演ではないと Crowe さんは主張する。あくまで「Selfie Arm」が「いいね!」したのであって、あなたがしたわけではないのだと。

あなたではない
素材はグラスファイバー。見た目よりもずっと軽く、数枚の写真を撮影しても手が疲れることはないという。また、持ち運びも簡単だとアーティストは主張している。
とはいうものの「Selfie Arm」はかなりリアルに作られているので、カバンからはみ出していたら、多くの人はぎょっとするだろう。空港の手荷物検査で発見されてしまった場合、説明はかなり面倒くさいことになりそうだ。
Snee さんと Crowe さんは、サイン入りのプロトタイプ(10個限定)を販売している。価格は6,200ドル(約74万円)。欲しい人は Aric Snee さんに問い合わせて欲しいそうだ。
