学生の頃、好きな人の制服のボタンが取れたらすかさず付けられるよう、常にミニ裁縫セットを持ち歩いていた妄想系女子は多いはず。筆者もその一人だったが、そんなチャンスは全くないままいつしか大人になり、今では自分のためだけに携帯している。心のどこかで憧れの先輩のワイシャツから(ボタンが)ポロリしないか期待して…。

だがそんな筆者の出番をさらに奪いそうな画期的なボタン付けキットを発見してしまった。しかも、“針も糸も必要ない”のだとか。

女子に頼むより早くてキレイ!?
女子に頼むより早くてキレイ!?

ボタン付けキット「tic(チック)」は、スウェーデンの工業デザイナー・Karolina Rantfors 氏によって開発された商品。マッチ箱ほどの小さなパッケージの中には4本のプラスチックピンが入っており、外れたボタンを所要時間わずか数秒で取り付けられるそう。

X ウイング風のピンが4本
X ウイング風のピンが4本

 
ピンだけを見ても全くイメージが湧かないので、早速試してみることに。
 
ネルシャツで試してみる
ネルシャツで試してみる

まずはピンの尖っている方の端を、ボタンをつけたい場所の裏側から差し込み、ボタンの穴も通しておく。続いてもう一方の端を折り畳み、“カチッ”と手応えがあるまでボタンを挟み込む。そのままピンを左右にくねくねと動かすとピンがぽろっと外れて装着完了。4つ穴ボタンの場合はもう一度同じ過程を繰り返す。

先端が尖っている方を
先端が尖っている方を

 
ボタンを付けたい場所に裏側から差し込み
ボタンを付けたい場所に裏側から差し込み

 
半分に折り畳んでボタンとともに挟む
半分に折り畳んでボタンとともに挟む

 
左右にくねくね揺らすと…
左右にくねくね揺らすと…

 
ピンが外れて装着完了。本当にあっという間!
ピンが外れて装着完了。本当にあっという間!

糸で縫い付けてある他のボタンと比べても全く違和感なく、むしろ tic の方がキレイなくらいだ。ボタンを強めに引っ張っても浮くことが無く、しっかりとくっついている。
 
(左)元々あったボタン、(右)tic で取り付けたボタン
(左)元々あったボタン、(右)tic で取り付けたボタン

 
裏側もほとんど目立たない
裏側もほとんど目立たない

引っ張ってもびくともしない
引っ張ってもびくともしない

なお商品情報によると、tic は単なる応急処置ではなく3kg までの負荷に耐えられ、家庭用の洗濯機やアイロン、クリーニングにも対応しているのだとか。また4.2mm までの厚さのボタンに利用でき、やや厚めのコットンやリネン、デニム、ラミー、ウール、ポリエステルなど様々な生地に取り付けられるそう。万が一外したくなった場合も、ハサミを使えば簡単に切断できる。

カラーは今回使用したブラックのほかホワイトなども展開されており、tic 公式オンラインストア、アンジェ web shop などで購入できる。ケースは鞄や胸ポケットに入れても邪魔にならないほどスリムなので、出張の多いビジネスパーソンや冠婚葬祭用などいざという時の為に携帯しておいて損はないだろう。

私もこっちにしようかな…
私もこっちにしようかな…