結婚記念にフードプロセッサー、子どもとお菓子を作るためにハンドミキサー、メタボ対策にスムージー用ブレンダー…歳を重ねるごとに増える一方の調理器具。たまにしか使わないのにかさばるものが多く、キッチンや戸棚が占拠されがちだ。

これらをたった1台で賄えるのがハンドブレンダー。料理好きな人ならスイスの『バーミックス』を思い浮かべるかもしれないが、今回ご紹介するのはブラウンの最新モデル「マルチクイック ハンドブレンダー MQ775」だ。


これまでの製品と何が違う?
これまでの製品と何が違う?

◆新機能「スマートスピード」がスゴイ

突然だが子どもの頃ミシンで指を貫いたことがある筆者は、以来“勢いよく動くもの”の扱いが苦手だ。ミシンを高速にするとドキドキして目が離せなくなり、掃除機を詰まらせただけでも焦って止められなくなってしまう。

そんな筆者にとってハンドブレンダーもかなり強敵なのだが、同製品はちょっと違う。“業界初”という「スマートスピードテクノロジー」が採用されており、スティックを握る強さによって撹拌スピードが調節できるのだ。

ちょうどハンドルを握った親指の位置に速度調整ボタンがあり、強く握れば加速し、止めたい時は指を離すだけ、と感覚的に操作できる。これなら慌てず調理できそうだ。

テンパったら、離せばいい
テンパったら、離せばいい

◆1台7役!何ができるの?

それでは、改めて製品仕様などを見てみよう。MQ775 には本体をはじめ、1.5L のフードプロセッサー、カッター、泡だて器などのアタッチメント、カップやスパチュラなどのアクセサリが付属。この1台で、混ぜる、つぶすはもちろんのこと、きざむ、泡立てる、こねるなど7役がこなせるそうだ。

多機能なので毎日何かしら使えそう
多機能なので毎日何かしら使えそう


ブレンダ―の刃
ブレンダ―の刃

 
自立するのでとてもスマート
自立するのでとてもスマート

◆毎日のスムージー作りもラクラク

上部は全面ロックボタンになっていて、押すとランプが赤から緑に切り替わる。解除後は何もしないとすぐロックがかかるので、子どもがいる家でも安心だ。

ワンタッチでロック解除
ワンタッチでロック解除

試しにスムージーを作ってみたところ、10秒程でなめらかに混ざり合った。やはり一般的なブレンダーに近い動作音はあるが飛び散ることもなく、一瞬なのでそれほど気にならない。ちなみに氷も砕けるそうだ。

本体が自立するので、作り終わったブレンダ―を立てて次の作業に移れる。余裕があればそのまま水の中で回転させて洗っても良いだろう。

使ったら立てておけるので便利
使ったら立てておけるので便利

先端が外せるので
先端が外せるので

 
洗い物もこれだけ
洗い物もこれだけ

◆鍋に直接入れれば、簡単に絶品ポタージュが作れる

続いて、付属のレシピブックから「ニンジンのポタージュスープ」を作ってみる。大きめに切った材料をやわらかくなるまで煮込んだら、マルチクイックを直接鍋に入れてスイッチオン。

鍋に直接入れて撹拌開始
鍋に直接入れて撹拌開始

 
ギュィィィン…
ギュィィィン…

 
とろとろのポタージュが完成!
とろとろのポタージュが完成!

ブレード(刃)がカバーの中にあるため鍋に当たる心配もなく、目についた具材をつぶしていくとあっという間になめらかなポタージュに!ニンジンの甘みがぎゅっと凝縮されたスープは、家族からも大絶賛だった。

鍋に刃が触れる心配もなし
鍋に刃が触れる心配もなし

 
色々な野菜で作りたい
色々な野菜で作りたい

◆玉ねぎ瞬殺!バリエーション豊かな「フードプロセッサー」

美しいみじん切りも一瞬で
美しいみじん切りも一瞬で

フードプロセッサーアタッチメントでは、チョッパー(刻み)、スライス、千切りのほかパスタなどの生地をこねることも可能。

容器の中にカッターをセットして材料を入れたら、フタにマルチクイックのモーター部分のみをセットして回転開始。玉ねぎ1/2個が6秒ほどで美しいみじん切りになった。

材料を入れたら
材料を入れたら

 
回転スタート!
回転スタート!

 
止めるのに焦ってしまったので本当はもう少し速い
止めるのに焦ってしまったので本当はもう少し速い

 
大量に作るときは迷わず頼りたい
大量に作るときは迷わず頼りたい

◆“自分のペースで調理できる”ので初心者にもオススメ

ブラウンらしいパワフルなモーター性能や機能の多さなども申し分ないが、そのあたりは他社製品でもまかなえるのでやはり最大の利点は「スマートスピード」機能だろう。好みの食感に微調整できたり、子どもが来たらすぐに止められたりと、機械に翻弄されず(?)自分のペースで調理できるので初めて買う人にもオススメだ。

ちなみに同じ性能でアタッチメントが少ない「MQ735」も展開されている。料理レパートリーの乏しい筆者は全機能を使いこなせなさそうなので、そちらの方が合っているかもしれない。