日頃からドンキに足しげく通う筆者も、その1人。いてもたってもいられず開店と同時に潜入してみた。

◆プラチナに輝く外装と青い熱帯魚
「プラチナ ドン・キホーテ 白金台店」は、白金台駅を出てすぐ、白金台交差点付近にある。
白い壁、プラチナに輝く英語の看板、くるくる回る金のドンペンくん…と、今まで見慣れてきたドンキと全く違う外装からは高級感が漂い、白金台という街に馴染んでいる。


また、店頭ではなぜか南海の魚たちが出迎えてくれる。これまでのドンキならフグやエビでもおかしくないはずだが、色とりどりの美しい水槽はドンキなりの“セレブ演出”なのだろうか…?とりあえず子どもたちには大人気だった。

まだ入ってもいないのに期待値は上昇する一方。ワクワクしながら店内へと足を踏み入れてみた。
◆プラチナ ドン・キホーテではランチや夕飯の買い物もできる!
結論から言うと、店内はこれまでのドンキとほとんど変わらない。ワンフロアの店内は足元から天井まで商品が目一杯陳列され、ぷっくりとした独特のフォントの POP と何を買いに来たか一瞬で忘れてしまうバラエティ感も健在。白金という不慣れな土地に来た筆者に安心感を与えてくれる。しかも、ちゃんと安い。

しかし、じっくり見てみるとこれまでのドンキにはない商品も並んでいる。海外ブランドのキッチン雑貨や1枚4,000円の高級バスタオルをはじめ、野菜や肉などの生鮮食品、お弁当、総菜、珍しい調味料などなど。益々増えた商品を見落とすまいとうろうろしているうちに自分の居場所が分からなくなり、もはや店内はラビリンス(迷宮)状態だ。


中でも筆者が度肝を抜かれたのが、1個200円の“驚安弁当”。牛丼やハンバーグ、からあげなどの弁当が200円というとんでもないロープライスで販売されている。ボリュームも満点で、これを買うためにわざわざ訪れたいくらいだがたぶん交通費のほうが高くつくだろう。

さらに、店内奥には三重県の松阪肉専門店「朝日屋」が出店している。ショーケースに並ぶ様々な部位の牛肉が、高級感の演出に一役買っていた。

ちなみにこの日筆者は松阪牛すきやき重(980円)と牛丼(200円)を購入。足しても1,180円、これでもシロガネーゼのランチには及ばないだろうか…(※個人の勝手なイメージです)。

甘辛く味付けされたすきやき重は、脂ののったやわらかい松阪牛の濃厚な旨みが堪能できる逸品。一方、肉・玉ねぎ・紅ショウガがたっぷりのった牛丼も200円とは思えない満足感だ。そもそも比べるものでもないが、予算に応じてどちらも“アリ”な弁当だった。



◆狙い目はお酒と特価品
まとめると、プラチナ ドン・キホーテは大型のドラッグストアにスーパー、酒屋を足したイメージの店舗だった。とりわけアルコールコーナーに関しては、ビールはもちろん洋酒やクラフトビール、ワインなどの品揃えがかなり充実しており、お酒好きな人は忘れず立ち寄って欲しい。


◆あの曲は…?
1点だけ気になったのが店内の BGM。脳内でループするおなじみのテーマソングがほとんど流れず、たまに聞こえてもいつもよりしっとり(?)したボーカルにアレンジされている気がした。白金の洗脳は諦めたのだろうか…?それとも、オープニングだから?
なお、6月3日まではオープンニングセールとして様々な特価商品も販売されており、ただでさえ安いものがさらに安い。レジの混雑は必至だが、白金在住で無くても、近くに来たら立ち寄る価値はあると思う。その際は、併設する駐車場や駐輪場はキャパが少なめなので注意したい。

住所:東京都港区白金台3-15-5