「Penxo」は2ミリ芯を使うシャープペンシル。ノックボタンやスプリングといった機械的パーツが一切使用されていないので故障することがなく、一生使える筆記用具です。

一生使える筆記用具「Penxo」
一生使える筆記用具「Penxo」

ボディには航空機クラスのアルミを使用。シングルブロックのアルミを精密に削りだして製造されています。デザインには、長年使い続けられてきた鉛筆に対する敬意が込められているのだとか。


ボディには高い強度を持つアルミが用いられました
ボディには高い強度を持つアルミが用いられました

構造は、アルミボディが芯を挟み込むだけのとてもシンプルなもの。芯を出すときには、通常のシャープペンシルのようにボタンをカチカチと押すのではなく、親指で「Penxo」の中心にある隙間を押します。すると芯を挟む力が弱まり、重力で芯が出てくるという仕組み。仕組みと呼ぶのをためらってしまうほど、シンプルです。

親指で「Penxo」の中心にある隙間を押すと
親指で「Penxo」の中心にある隙間を押すと

重力で芯が落ちてくる仕組みです
重力で芯が落ちてくる仕組みです

中心の隙間は、芯の残り具合をチェックする際にも使用します。

交換時期が迫ってきてることがひと目でわかります
交換時期が迫ってきてることがひと目でわかります

こんな簡単なものが商品と呼べるのか?と疑問に思い始めている人もいるでしょう。でも、「Penxo」の良さは細部の作り込みにあるのだそう。例えば中心の隙間は、親指で芯の出具合を調整するのに最適な形状に作られているそうです。

隙間の形状は、芯の出具合を調整するのにぴったり?
隙間の形状は、芯の出具合を調整するのにぴったり?

デザインにも注力されています。「Penxo」は機械的な可動部がほとんどなく、半永久的に使えるシャープペンシル。長期間使用されることを前提に、使いやすくかつ飽きのこないフォルムを目指してデザインされたのだとか。

長く使える、シンプルで飽きのこないデザイン
長く使える、シンプルで飽きのこないデザイン

芯先は鉛筆削りを使い、使用状況に合わせて最適な状態に尖らせることができます。

鉛筆と一緒、ですね
鉛筆と一緒、ですね

サイズは、長さ136.65 x 幅10.34ミリで、重さが17グラム。値段は1本35ドル(日本への送料が別途7ドル必要)と、お手頃価格になっています。出荷開始は2015年8月頃に予定されているそうです。

「Penxo」カラ―バリエーション  (左から「ゴールド」「ブラック」「シルバー」)
「Penxo」カラ―バリエーション
(左から「ゴールド」「ブラック」「シルバー」)

「Penxo」は、シャープペンシルというより、アルミを使った鉛筆と呼べるかもしれません。これまでの鉛筆は、一本の芯を使うために手で持つ部分の木材を使い捨てにしてきました。「Penxo」はその木材の部分をアルミに変えて、何度でも使い続けられるようにした鉛筆。ある意味で、エコな商品なのかもしれません。