
「着る蚊帳 ネッツメン」は、物理的に蚊から身を守るヒト型防虫ネット。一般的な網戸の1.4ミリよりもさらに細かい、約1ミリの極小編目ネットによって蚊の侵入を防ぐ。ちなみに、蚊の全長は2~5ミリ程度だそうだ。

「着る蚊帳 ネッツメン」の開発コンセプトは、「見た目はアレだが合理的」。見た目がアレなのは見た瞬間になるほどと思うが、どのあたりが合理的なのだろうか?

こんなヒトが普通に水撒きをしていたら
ちょっと怖い…
合理的ポイントその1としては、そのワンピース構造があげられる。“着る蚊帳”と呼ばれている商品はいくつか販売されているが、その多くは、“上半身保護部”“下半身保護部”が別々に用意された「2ピース構造」を採用。恥ずかしくないデザインを実現している。だが、「着る蚊帳 ネッツメン」では、デザイン性は潔く切り捨ててワンピース構造を採用。これにより、“前かがみになっても背中が露出しない”、“熱がこもりにくい”など、複数のメリットを享受可能になった。

2ピースで恥ずかしくない…?

ちょっと恥ずかしい
でも、前かがみになっても背中が露出しない
ワンピース構造には弱点がある。それはトイレに行くたびに脱がなければならないということだ。そこで「着る蚊帳 ネッツメン」では、この弱点を補う最新システム「着たままトイレ」を採用した。これが合理的ポイントその2だ。お尻の部分にファスナーを取り付けたこのシステムにより、トイレでの「尻出し/尻片付け」処理がスムーズかつスピーディーになった。

尻出しラクラク!

手や足、頭も出し放題
これから夏を迎え、野外フェスなどに参加する機会も多くなるだろう。そのようなとき、「着る蚊帳 ネッツメン」を着ていけば、もう蚊は怖くない。怖いのは、周囲の人からの生温かい視線だけだ。

目を瞑ってしまえば、何も怖くない
ラインナップは、身長150センチまでの人に対応した「M:天の羽衣(ピンク)」と、180センチまでの人に対応した「L:蒼天夏時雨(ブルー)」「L:白虎の仮宿(アイボリー)」の3種類。蚊が好む濃い色を避けた結果、このような薄いパステルカラーのラインナップとなった。価格は6,600円(消費税別)。

なお、販売元の「BIBI LAB(ビビラボ)」は、「着る蚊帳 ネッツメン」での100%の虫除け、デング熱の予防は保証できないとしている。また、蜂用の防護服としては使用できない点にも注意が必要だ。
