
東京・渋谷にある“ものづくりカフェ”「FabCafe Tokyo」が、8月5日、店舗面積を2倍に拡大してリニューアルオープンしました。
店内にレーザーカッターや3Dプリンタなどのデジタル工作機械を備え、様々なクリエイティブ体験ができる同店。筆者も以前「マカロン Fab」でマカロンの刻印体験に参加したことがありますが(その様子は姉妹サイトえん食べで)、新しくなったカフェでは何ができるのでしょう?内覧会でひと足先にのぞいてきました!
◆「Pepper」がクルーとして常駐!
FabCafe Tokyoの場所は以前と変わらず、渋谷駅から道玄坂をのぼりきった所にあります。入り口では、なんと話題のヒューマノイド型ロボット「Pepper(ペッパー)」がお出迎え!オススメのメニューやマシンの説明をしてくれます。


また、以前よりもずっと開放的になったコーヒーカウンターでは今年注目の“サードウェーブ”コーヒーを提供。明るくて気さくなバリスタが、1杯ずつ丁寧に淹れるコーヒーと会話を楽しんで。

大きな機械があちこちに設置された店内を進み、新たに拡張されたエリアに入ると、壁一面に広がるディスプレイウォールとオープンキッチンが目に飛び込んできます。なおこのエリアの家具は、建築家自らが飛騨で選んだ国産木材が使用されているそう。シックなグレー調の落ち着く空間になっています。




◆新鮮野菜もクリエイティブに!メインメニューは“カスタマイズサラダ”
カフェのメインメニューは、日本全国から集まる旬の野菜12種類を組み合わせた「FAB SALAD」(850円~)。食べ方をボウルサラダまたはサンドイッチから選び、トッピングやドレッシングも自分好みにカスタマイズできます。このほか、目にも鮮やかな4色のスムージー(各600円)やホットサンド、メインディッシュ(ディナータイムのみ)なども用意されています。


◆新たに導入された「UVプリンタ」
今回新たに導入されたのは、ローランドDGの高精度UV-LEDプリンタ「LEF-12」。こちらはUV照射で硬化する特殊なインクにより、アクリルなど普段印刷できないような素材にプリントできるとか。レーザーカッターなどと同じく45分4,000円(Web事前予約制)で利用できます。


◆手ぶらで行っても“Fab”できる
なお、同店では手ぶらで来店しても様々なものづくり体験ができる「Fabパッケージ」も用意されています。先ほどのUVプリンタを使ってアクリルキューブに写真を印刷することもできますよ。


さらに、来店者のものづくりを支援するサポートカウンターも設置(事前予約制)。スタッフがアイデアを形にするお手伝いをしてくれるそうです。

ちなみに“Fab”という言葉には、「FABrication(ものづくり)」と「FABulous(愉快な、素晴らしい)」の2つの意味が込められているそう。同カフェを運営するロフトワーク代表の諏訪光洋氏は、ものづくりや食べることを通じて、お客と店員はもちろんお客同士の“ものづくりコミュニティ”を生み出す場として今後も強化していきたいと話します。

デザインやアイデアを形にしたいと思っても個人でこうした装置を入手するのは難しいもの。最新テクノロジーが集まるFabCafeで、自分らしいものづくりを思いきり楽しんでみてはいかがでしょうか?
店舗所在地は、東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F。営業時間は10時~22時(※8月14日までは18時までの短縮営業)。
住所:東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F