
その最大の特徴はダウンチューブが極端に低い位置にあること。クランク軸の位置よりも下に設定してある。このため、長めのスカートやドレスを着用している女性でも、服を汚さずに乗り降り可能だ。

長めのスカートやドレスを着用している女性でも乗り降りしやすい
ダウンチューブは足を置くステップともなっており、ここに片足をのせ、もう一方の足で地面を蹴れば、キックボードのように進むことが可能だ。開発元はこれを「スケート」モードと呼んでいる。このモードで走行すれば、サドルに座ることでつくシワや、チェーンなどに触れてつく油汚れなどから衣服を守れるという。


衣服がシワにならない
「スケート」モードは、車道を走行できない環境にあるときも便利。ペダルを漕いで走行するよりも、安全に歩道を走行できるそうだ。

デザインにも女性向けのこだわりが。高級バージョンの「Designer Edition-Metro Sliders」では、ハンドルグリップ、サドル、サドルバッグなどにはレザーを使用。チーンカバーにもレザーによる装飾を付け、高級感とおしゃれ感を追求している。


重さは10.5キロ。折り畳んだ時のサイズは72x74x28センチと小型で、部屋の中に持ち込みやすい。駐輪場の無い部屋に暮らす女性の、強い味方となってくれるだろう。

その他、折り畳んだ状態で転がしたり、手で持って運んだりする際にも、女性の手で簡単にできる工夫が施されているそうだ。

価格は、6速外装変速機を搭載した標準バージョンの「Classic Edition-Metro Sliders Lite」が799ドル、メンテナンスの楽な内装3段変速機を搭載した高級バージョンの「Designer Edition-Metro Sliders」が999ドルになる予定。出荷は2016年3月頃。
