
開発したのは、米国テキサス州在住のMichael Gugelさんと Kelly Gugelさん夫妻。2人はネコのためにキャットベッドを購入したが、ネコはせっかく買ったベッドには見向きもせず、配送で使用されたダンボールでばかり遊ぶという哀しい経験をしたという。


汚れた梱包用のダンボールを選んだ
Gugelさん夫妻はキャットベッドを廃棄し、ネコをダンボールで遊ばせることに。だがダンボールはすぐにぼろぼろになってしまう上、見た目もよくないので、部屋にいつまでも置いておきたいとは思えなかった。

爪、とぐんだからさ
「Boxy Bed」は、これらの問題を解決するキャットベッド。ネコがダンボールが大好きであることを活かしつつ、飼い主が満足できるデザインに仕上げられている。

「Boxy Bed」は通常のダンボールの6倍丈夫な構造。通常のダンボールのように、ネコが遊ぶことでへたってしまい、見た目が悪くなるということはない。

ネコが遊んでも、大丈夫!
横には覗き穴を設定。ネコの“安全な場所に身を置いて、外を観察したい”という欲求を満たす。また、ネコは覗き穴に頭をのせることで、首を休ませることもできる。

この覗き穴は、ネコが舐めたり、顔をこすりつけたりするのにもぴったり。様々な角度が楽しめるため、いつまでも飽きることがないという。

飼い主にもメリットが。「Boxy Bed」をデスクトップに置けば、ネコをなでながら仕事を進められる。キーボード好きなネコに仕事を邪魔をされそうになったときには、「Boxy Bed」をキーボードの側に設置すれば、ネコは箱の中へと吸い寄せられていくという(注:効果には、個猫差があると思われます)。

サイズは4.5キロまでのネコにぴったりなMサイズと、4.6キロ以上のネコ用のLサイズ。価格はMサイズが29ドルで、Lサイズが35ドル。出荷時期は2016年の1月頃を予定している。日本への配送にも対応するが、配送料は出荷時期を迎えるまではわからないそうだ。

だが、わからないからといってがっかりすることはないのかもしれない。「Boxy Bed」は、オフィス用品であるファイルボックスによく似ている。自分の家のネコにぴったりなサイズのファイルボックスを探し、表面と内部に防水シートなどを貼って、切り込みを入れて覗き穴を作れば「Boxy Bed」っぽいものを自作できてしまうからだ。この自作「Boxy Bed」は、少なくとも自分の家のネコが「Boxy Bed」を気にいってくれるかどうかをチェックするのには使えると考えられる。

ファイルボックスはキングジムのオンラインショップや、オフィス用品店などで購入できる。