
世界的ブロック玩具ブランド『LEGO(レゴ)』。筆者はなかなか買ってもらえず、マンションの上の階に住んでいた子の家でしょっちゅう遊ばせてもらっていました。引っ越す時にミニフィグをくれてとても嬉しかった記憶があります。
ようやく自分のお金で買えるようになり、おもちゃ屋で見てみるものの今度はどうやって遊べばいいか分からない。昔のように理想の家や要塞を組み立てるのもさすがにむなしいし…というようなことをぼやいていたら、大人向けのワークショップ「大人のレゴ教室」があると教えてもらったので行ってみることにしました。レゴブランクのある大人でも大丈夫かな?
◆レゴでできた夢の国へ

大人のレゴ教室は、東京・お台場にある「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」で不定期開催されているイベント。同施設は普段“大人だけ”では入場できないのですが、イベント参加者は特別に施設内を回ることができます。レゴの知識を深めたり、目を見張るレゴ作品を鑑賞したりできるので早めに行くことをオススメします。


◆「大人のレゴ教室」は思ったより人気だった!
大人のレゴ教室が行われるスペースでは、普段は子ども向けに「マスター・ビルダー・ワークショップ」が開催されているそう。


この日の参加者はカップルやお友達同士が多かったのですが、中には家族で来て1人で参加するお母さんや、子どもを連れたお父さんもいました(作れるのは大人だけです)。

◆レゴ遊び開始
今回のテーマは「ポケットティッシュケース」。現在世界で13名しか認定されていない、“レゴ職人”ことマスター・ビルダーの大澤よしひろさんが講師を務めます。

レゴ好きの皆さんなら、ビルダーといえばボディビルダーよりマスタービルダーですよね
まずは予め配られたパーツを使って、家の土台を組み立てていきます。前方のモニターに大澤さんの手元が映しだされるので思ったより簡単。ちなみにレゴの丸い突起は日本で「ポッチ」と呼ぶそうですが、この感触懐かし過ぎます…!


骨組みができたら、ここからは各自好きなブロックを使って壁などを作っていきます。ふと振り返ると教室後方にはカラフルなブロックがずらり。これが自由に使えるなんて夢みたい!



そのまま屋根やドアも取り付けて完成。筆者はクリスマスをイメージしたつもりが、だいぶ落ち着いた家になっちゃいました。ちなみに屋根は開閉式で、中にポケットティッシュや小物が収納できます。




ただし、1枚ずつセットし直す必要があります
作品が完成したら自由解散ですが、時間一杯までこだわって作る人もちらほら。こんな素敵なモザイクアートを作った方もいらっしゃいました。子どもの頃は原色のイメージが強かったレゴブロックですが、いまや60色以上もバリエーションがあるそう。今回用意されていたのは30色ほどでしたが、それでもかなり迷うので事前にイメージトレ―ニングしておくと作りやすいかもしれません。


なお作った作品は持ち帰れるので、季節に合わせて色を変えたり、ミニフィグを飾ったりして楽しめます。出口付近にはショップもあり、すっかり興奮状態の筆者もつい色々と買っちゃいました。
建築物や動物を作るくらいしか知らなかったレゴですが、実用的なインテリアにも活かせるというのは新発見。大人のレゴ教室のテーマやレベルは回によって変わりますが、しばらくはポケットティッシュケースが作れるそうです。ポッチに刻まれた“LEGO”のロゴ、パチッとはめる指先の感覚…懐かしさとワクワクを体験したい人はぜひ参加してみてください!

※「LEGO(レゴ)」はLEGO社の登録商標です。