
『STALOGY(スタロジー)』は、粘着クリーナー「コロコロ」で有名なニトムズが展開する文具ブランド。good design companyの水野学氏がクリエイティブディレクターを務め、“ありそうでなかった”アイテムを提案しています。現在東急ハンズやロフトで取り扱っているので、見たことがある人も多いのではないでしょうか?
そのSTALOGYのアンテナショップ「STALOGY LABORATORY TOKYO」が、12月8日、東京・代官山にオープンしました。こちらでは商品を展示・販売するだけでなく、ワークショップなどを随時開催していくそう。一度アイテムをじっくり見たかったので訪れてみました。
◆お店は代官山駅からすぐ
アンテナショップは代官山駅正面口を出てすぐ目の前にあります。大きなガラス窓から見える白いポストが目印。


店内に入ると、大きなテーブルと黒い壁一面に商品が並んでいます。壁には黒板塗料が塗ってあり、フックはマグネット式。こちらではワークショップも開催するため、自由度の高いレイアウトにしているそうです。


個人的に丸いマスキングシールは記憶にあったのですが、想像以上に商品が多い!そこで、現在140点ほど並んでいる商品の中から人気の3アイテムを聞いてみました。
◆エディターズシリーズ 365デイズノート(1,300円~)

時刻を表す数字、日付と曜日、そしてグリッドという最低限の要素だけで構成されたシンプルなノート。全368ページとは思えない薄さで、別アイテムの「貼ってはがせるカレンダーシール」(450円~)と組み合わせて使うなど用途は様々です。2014年の「第23回文具大賞」でデザイン部門優秀賞も受賞しています。

◆低粘度油性ボールペン(550円)

こちらは、「とめ」「はね」のある日本語を書くのに適したインクを採用したボールペン。滑らかに進むペン先から濃くハッキリとした描線が現れます。ボディは滑りにくいラバーで握り心地も良く、筆者が今年試したボールペンの中では最も好みの書き味でした!

◆マスキングシール(180円~)

最後は薄くて丈夫な和紙素材を使用した丸いマスキングテープ。従来ラベリングなどに使われていた丸シールとも異なり、繊細で豊富なカラーバリエーションが魅力です。適度な透け感で手帳やカレンダーにも使いやすく、何色も重ねてモザイクアートとしても楽しめるそうです。


◆アンテナショップでは「未来レター」サービスも
なおこちらのショップでは、買い物をすると「未来レター」用の便せんがもらえます。その場で手紙と住所を書いて封をし、スタッフに渡すと1年後にその宛先へ手紙が届くとか。面白い発想のサービスですね!

◆「デザイン・機能・自由度」の3拍子が魅力
これまで数々の生活用品を手がけてきたメーカーというだけあり、どれもシンプルながら使い勝手もきちんと計算されたアイテムばかり。用途が限定されず、使う人によって広がっていく点も現代のニーズに合っています。ニトムズの方は「これまでは製品にあまりデザイン性を意識してこなかったので…」とお話されていましたが、今年は文具以外にも“シマシマ”のコロコロやデコレーションブランド「decolfa」といった新しい提案もあり、今後どんな商品が出てくるのか楽しみです。
STALOGY LABORATORY TOKYOの所在地は東京都渋谷区恵比寿西1-35-16 代官山アドブルビル。営業時間は11時~20時(火曜定休)。
※表記価格はすべて税別。「STALOGY」の正式表記はアキュート付きのAです。
住所:東京都渋谷区恵比寿西1-35-16