
「Ecocapsule」は、外部から電気や水の供給を受けなくても生活が可能な、自立型のミニハウス。これを実現するため、ソーラーパネル、プロペラ、そして雨水を集めてろ過するフィルターを装備している。



ソーラーパネルは太陽の光、プロペラは風を活用し、室内で使用する電力を発生させる。太陽光発電と風力発電を組み合わせることで両者の欠点を補完しあい、一年のうち1月と11月の一部を除いたほとんどの期間で、必要な電力をほぼまかなえるという。

フィルターでろ過された雨水は、室内の2つのタンクに貯められ、キッチンやシャワーで使用される。


「Ecocapsule」の外寸は、4.46x2.25x2.60メートルで、居住スペースの床面積は6.3平方メートル。これは、約3.5畳に相当する広さだ。

3.5畳は決して広いとは言えないが、大人2人が短期間過ごすことは十分に可能だという。例えばベッドは拡張可能で、引き出すと2名が就寝できる。また、仕事や食事をするためのテーブルも、大人2名仕様になっているそうだ。



トイレには、水を使わないバイオタイプが採用された。その他オプションで冷蔵庫や洗濯機を取り付けることも可能だ。

下水の排出量を押さえた
残念だが、今回のプレオーダーは、日本からの予約は受け付けないということだ。予約できるのは、EU加盟国、米国、カナダ、ニュージーランド在住の人のみ。価格は7万9,900ユーロ(約1,060万円)。予約には2,000ユーロ(約26万5,000円)の手付金が必要となる。
