
「カミクラゲ」とは、冬から春にかけて日本の太平洋沿岸に出現するクラゲ。髪の毛のような触手をなびかせて浮遊する姿からこの名前が付けられた。桜の花が散る4月頃には姿を消すが、次の出現時までどのように過ごしているのかについてはよくわかっておらず、その生態は未だ謎に包まれている。

鴨川シーワールドでの「カミクラゲ」公開は、例年であれば2月上旬から3月上旬頃。だが今年は例年になく早い時期にカミクラゲが現れたため、公開時期も前倒しされた。
水族館を訪れると、クラゲ水槽の前にじっと佇むビジネスパーソンを見かけることがある。仕事で疲れ、クラゲに癒しを求めているのだろう。だが「カミクラゲ」には、癒しよりも神秘を感じる人の方が多いのではないだろうか?
展示は4月上旬までの予定だが、「カミクラゲ」の状況によっては展示期間が変更となる場合があるそうだ。見てみたいという方は、早めに訪れた方が良いかもしれない。
