銀色の隠れた部分をコインで削るスクラッチくじ。筆者は一時期ミスタードーナツのスクラッチや宝くじにハマっていましたが、実際に当たるかよりも“削ると何かが出てくる”という仕組みそのものに中毒性があるような気がします。
そんなスクラッチが存分に楽しめる塗り絵を、先日代官山の蔦屋書店で発見。これも話題の“大人の塗り絵”の一種でしょうか?気になったので買ってみました。
◆スクラッチ型塗り絵って?
今回購入した「スクラッチポストカード」は、グレーの下絵をペン先などで引っかくと色鮮やかな風景が現れるポストカード。韓国のラゴデザインから販売されています。
裏面はメッセージが書き込めるポストカードになっており、完成後は誰かに贈ったり、そのまま部屋に飾ったりして楽しめるそう。オシャレな封筒も1枚付いています。
◆やってみた
中に入っているカードは、金閣寺、富士山、大阪城、東京タワーの4種類。その中から見慣れた東京タワーをやってみます。
セットには簡易的なペンも入っていますが、せっかくなので別売のスクラッチペンも用意(形から入るタイプです)。
ペン先を恐る恐る当ててみると、思った以上に軽いタッチで削れます。削るというよりは“なぞる”感覚に近いかも。筆跡が色鮮やかに変化する感覚が新鮮!
次第に黒い削りカスが溜まってくるのでこまめに払い落とします。直線や細かい格子などはガイドをあまり気にせず一気に線を引くと自然に描けますよ。
黙々とやり続けること1時間弱。春の夜に浮かぶ桜とライトアップされた東京タワーが完成しました。下絵があるので失敗することもなく、プロが描いたような仕上がりに大満足。
◆子ども用もあるよ!
なお同店では子ども用のスクラッチブックも販売されています。恐竜やプリンセスといった簡単なモチーフで、ペンの先端があまり尖っていないので安心。こちらは筆跡がレインボーカラーになります!
ちなみに黒いインクは人体に無害なものが使われているそうですが、誤って口に入れないようご注意ください。
削るなら“塗り絵”じゃない気がしていましたが、やってみると黒いキャンバスに色を塗っていくような感覚で、大人も夢中になれるアートでした。ゴミが出るのが唯一の難点ですが、やっぱりスクラッチには何とも言えない楽しさがあります!
スクラッチポストカードの価格は2,592円、スクラッチブック(恐竜)は850円(ともに税込)。代官山T-SITE(東京都渋谷区)内の蔦屋書店や同社のオンラインショップなどで購入できます。誰でも気軽にできるので、ギフトにも良いかもしれません。