
家電が次々とインターネットに繋がり、“IoT(モノのインターネット)化”が加速する昨今。それらを受け止めるインテリアはどう変化するのか?
そんな問いに1つの答えを見せてくれる新規事業プロジェクト「Transight(トランサイト)」のコンセプトモデルが発表された。大和ハウスグループのデザインアークが構想から3年を経て形にしたものだ。

一見オシャレな棚のようだが、これまでの家具とはちょっと違う。縦37cm、横71cm、奥行45cmのフレームを1つの単位として、それらを用途に合わせ自由に組み合わせて使うのだそう。
各パーツはアルミ製で軽量、簡単に着脱でき、誰でも“組み立てる面白さ”を感じられるとか。また、それぞれのフレームは通電されており、家電や電子機器を自由に組み込めるようになっている。


開発には家具メーカーや自動車メーカーも携わったそう


ではこのシステムを使って何ができるのか。同社によると、家電を一体化させた家具やキッチン収納、大型モニターを組み合わせたオフィスなど多様な活用方法が想定されるそう。


同プロジェクトは今後、オープンプラットフォームとして様々な企業やクリエイターとの事業展開を図り、まずは普及を進めていくそう。試しに自分の部屋やオフィスの構想を練ってみるのも面白いかもしれない。