ソニーが米国でポケットラジオの販売を始めたとき、実はそのラジオはワイシャツのポケットには入りませんでした。ポケットより、ラジオの方が少しだけ大きかったからです。そこでソニーは大きめポケットの付いた特製ワイシャツを用意。セールスマンに着せて販売させたのだそう。「ポケットに入るラジオ」の視覚的なインパクトは絶大で、製品は大ヒットしたそうです。

このエピソードに限らず、何かの目的にあわせてポケットのサイズや形を変えるのは、決して珍しいことではないみたい。そんな変形ポケットの1つが、「ピザ専用ポケット」です。



ピザ専用ポケットとは、ピザの持ち運びにピッタリな形状を持つポケット。ピザのピザらしさを構成する最も重要な要素「尖った先端」を失うことなく、1スライスを持ち運べます。

このポケットの最大のメリットは、ピザをハンズフリーで運べる点。これは例えば、ピザを食べながらの会議などではとても便利です。右手にピザ、左手にノートPCを持って移動する場合、会議室のドアを開けるのが大変ですよね。でも、ピザをポケットに入れてしまえば、右手でドアを開けられるのです。

ピザをハンズフリーで運べる、喜び(?)
ピザをハンズフリーで運べる、喜び(?)

残念ながら市販化はされていないこのシャツ。「欲しい!」と思った方は、自分で作るしかないようです。でも、似たような機能を持つものであれば、購入できます。それは、「Portable Pizza Pouch」。ピザ専用のポーチです。


「Portable Pizza Pouch」は、ピザ専用ポケット同様、ピザの尖った部分を損なわずに持ち運べる、クールなツール。米国の通販サイトStupidioticから購入できます。価格は8ドルで、日本への送料が別途6.50ドルかかります。