
へとへとに疲れて帰った平日の夜、手早く作れてしっかり空腹を満たしてくれる食材といえば“冷凍うどん”。さっとゆでてつゆをかけ、玉子やネギなどをトッピングして食べることが多いが、個人的には常備していないと不安になるほど頼りにしているアイテムだ。

そんな事情を知ってか知らずか、最近は “個食タイプ”のうどんつゆが充実しており、各社からバラエティ豊かに展開されている。ちょうど普通のつゆに飽きてきたところだったので、この春に発売された新商品を食べ比べてみた。
◆うどんつゆの新商品を勝手にランキング
今回用意したのはキッコーマン「具麺ソース あまから肉ぶっかけ」、ヒガシマル「だし旨キムチぶっかけうどんつゆ」、ミツカン「まぜつゆ香るすだち」、ヤマキ「魚介醤油つけうどんつゆ」、ヤマサ「くるみつゆ」(※リニューアル)の5種類。いずれも2~3食分が1人前ずつの小分けパックになっており、価格は200円台。
作り方もほぼ同じ。ゆでたうどんを水で締めてつゆを絡めるか、つけつゆの場合はそばちょこなどに入れるだけ。お好みで薬味や具をのせて食べよう。なお冷凍うどんは電子レンジでも解凍できるが、時間があれば鍋でゆでたほうがムラなくできるぞ!

高松ではかけうどん3玉という光景もよく見かける
かくして、約1週間にわたり一人うどん祭りを開催した筆者。以下、個人的に選んだトップ3を紹介する。
3位:キッコーマン「具麺ソース あまから肉ぶっかけ」

甘辛に味付けされた肉やゴボウがたっぷり入ったお得感のある商品。ジャージャー麺風のやみつきになる味わいで、がっつり食べたい時にピッタリ。味付けは濃いめなので、ネギやキュウリなどの野菜を添えたほうが最後まで飽きずに食べられるだろう。

2位:ミツカン「まぜつゆ香るすだち」

爽やかな酸味と香りが後をひき、食欲がなくてもツルツルっと箸が進む甘口のつゆ。この酸味のバランスはさすがミツカンといったところ。夏場に食べたら1位だったかもしれない。

1位:ヤマキ「魚介醤油つけうどんつゆ」

口に含んだ瞬間ぶわっと広がるだしの香りと、適度に酸味の効いた濃厚なスープ。つけ麺屋で出てきてもおかしくない本格的な味わいとつけうどんというスタイルが斬新だったので1位に。うどんはもちろん中華麺でもおいしく食べられそうだ。

なおこのほかの商品は少々好みが分かれそうだったため惜しくもランク外とした。いずれもうどんとの相性は良かったので、パッケージを見てピンと来たら食べてみて損はない。

キムチつゆを吸った揚げ玉がめちゃくちゃうまい

うどんが大好きな人も、トッピングを変えるだけでは物足りなくなるときがあるだろう。そんな時、いつもと違う味を手軽に楽しめる個食タイプのつゆ。今日のご飯にいかがだろうか?