明日、4月16日は「エスプレッソの日」。1906年のミラノ万博で誕生して以来イタリア人にこよなく愛されている飲み物ですが、日本でもだいぶ身近になりましたよね。
●「エスプレッソ」が自宅で飲める?
極細挽きのコーヒー粉に圧力をかけ短時間で抽出するエスプレッソは、うまみだけが溶け込んだ深いコクが特徴。まさにバリスタのみ作ることを許された飲み物だと思っていましたが、最近は自宅で気軽に楽しめるマシンもあるといいます。ということは、ごく一般人の筆者でもできる?気になったのでデロンギの新製品体験イベントに参加してきました!
●デロンギ「デディカ エスプレッソ・カプチーノメーカー」を体験
今回体験したのは、4月15日に発売される手動式エスプレッソマシン「デディカ エスプレッソ・カプチーノメーカー(EC680)」。業務用と同じポンプ式で抽出時9気圧、給湯温度90度を実現しており、自分で粉をタンピングしたり、ミルクを泡立てたりできるそうです。普段はカフェラテを飲むときかレストランに行ったときくらいしかエスプレッソを口にしない筆者、いきなり“手動式”というハードルの高さにちょっとビビってます…。
イベントではデロンギ公認のバリスタ・阿部圭介さんのレクチャーのもと、参加者がエスプレッソを自分で抽出。以下、そのもようをバリスタ直伝の“コツ”とともにご紹介します!
まずはフィルターホルダーに粉を投入し、付属のタンパーで上からぎゅっと押さえます。このとき、なるべく表面を“水平”にするのがポイント。また、強く押し過ぎると粉が詰まって抽出量が減ってしまうことも。その場合は自分の力に合わせ、豆の挽き方を変えるなどして対応するといいそうです。
ホルダーをマシンにセットしたら、ワンショット分の抽出ボタンを押します。後は自動で1杯分(30cc)の熱湯が注がれ、エスプレッソが完成…ってあれ?めちゃくちゃ簡単じゃないのー!!
ちなみにエスプレッソの表面に「クレマ」と呼ばれるコーヒークリームが浮かべば、きちんとできた証とのこと。初めてにしてはなかなか上手くいったのではないでしょうか?そのまま飲んでみると、ふくよかな香りとフルーティーな味わいでものすごくおいしい!イタリアでは砂糖を入れるのが定番ということでやってみると、ティラミスを思わせるオシャレなデザートのようでした。
なお粉を捨てたり洗ったりが面倒だという人向けに、あらかじめ良い感じに粉がセットされている「カフェ・ポッド」も使用できます。ホルダーにポッドをはめるだけで、手軽に本格的なエスプレッソが味わえますよ。
●ラテメニューも簡単
続いてはエスプレッソに泡立てたミルクを注いでカフェラテを作ります。筆者も大昔バイト先で作っていましたが、果たしてあのやり方で合っていたのか…。プロの技を見てみましょう。
金属製のミルクジャグに冷たいミルクを入れ、本体の側面にあるミルクフロッサーで泡立てます。片手をジャグにあててミルクの温度を確かめながら全体をかくはん。その後テーブルなどでたたいて回すとミルクの表面がツヤッツヤに変わります!
注ぐ際は、まずは高めの位置から入れて、その後カップに近づけることでミルクがふんわり浮いてきます。最後にスッと引けばハートのラテアートも出現。うーん、鮮やか!
マシンではこのほか、上級者向けに抽出温度や水高度などが好みに合わせてカスタマイズできます。手動式エスプレッソマシンは20~30代の人に人気があるそうですが、横幅もスリムなのでキッチンに限らずダイニングに置いてもステキなインテリアになりそうですね!
希望小売価格は4万7,800円(税別)
●もっと簡単にプロの味、全自動マシン
そうはいっても1回ごとに取り替えるのはやっぱり面倒、という人には、以前えんウチでもご紹介した「全自動エスプレッソマシン」がオススメ。コーヒー豆を入れるだけで本格的な一杯が飲めるプロ顔負けのマシンです。
華麗なプロの技には到底適いませんが、自分の手でエスプレッソを淹れるのも乙なもの。せっかくのエスプレッソの日、自宅やお気に入りのバリスタがいるカフェで好みの一杯を満喫してみてはいかがでしょうか?