
ソフトウェア業界では一時期、「ドッグフードを食べる」という言葉がよく使われていました。この言葉は、某ペットフードメーカーの役員達が、株主総会で自社製ドッグフードを食べたのが発祥とされるものです(注:諸説あります)。その後、マイクロソフトがあるソフトのテストをする際、責任者がテスト担当者に対して「Eating our own Dogfood」と題されたEメールを送信。自社オフィスへ導入してのテストを求めました。以降、「ドッグフードを食べる」という言葉が、業界内で広く使われるようになったのです。
この言葉は、「自分達が食べないものを犬に食べさせるな」というペットフードメーカーや、「自社で使えないソフトを販売するな」というマイクロソフトの心意気を表したものと言えるでしょう。
さてこんな話を聞くと、自分の心意気を周囲に示してみたくなるもの、ですよね。「なったぞ!」というその気になりやすい人にぴったりかもしれないのが「Man Bowl」。「男」専用のお皿です。

「Man Bowl」は、ドッグフードボウルそっくりのデザインを持つお皿。「自分が使わないボウルは、犬にだって使わせないぞ!」という男の心意気を、身体を張って示すことができます。

犬用のフードボウルには、「John」や「Jake」など、犬の名前を入れる場合もしばしば。また、ネコと一緒に飼っている場合には、「CAT」「DOG」などと書き込まれたものを使うこともあります。これにより、「キャットフードを、ドッグフードボウルに入れてしまった!」、などという、うっかりミスを防げます。

これにならい、「Man Bowl」の側面には「MAN」という誇らしげな文字が書き込まれています。これにより、「“男”用フードを、ドッグフードボウルに入れてしまっ……(以下、略)。

通販サイトには、購入者からの多くのレビューが寄せられています。レビュー投稿者75%は、「Man Bowl」を「5つ星」と評価。意外にも(?)、評判は上々のようです。
商品レビューを書いているのは、男性にプレゼントしたという女性が多いようです。
購入者からのレビューの例:
・「贈り物にぴったり。彼がとても気に入ってくれました」
・「友だちにあげました。毎朝、シリアルを食べるのに使っているみたいです」
男性からのレビューもあります。
・「これが本当の男の食べ方だ。すごいボウルだ!!しかもでかいぞ!!!」

米国のAmazon.comなどから購入できます。しゃれのわかる、豪快な“男”らしい食べ方をする男性へのプレゼントによいかもしれません。
