
「PlayDate」は、遠隔地から操作可能なペット用のおもちゃ。会社にいても、自宅のワンコ・ニャンコと遊ぶことができる。

ペットカメラ/ペットモニターと呼ばれる商品はすでにいくつか販売されている。だがそれらの多くは位置固定タイプ。ペットが死角に移動すれば、撮影はできなくなってしまう。
撮影できた場合でも、例えばペットが退屈していたり、寂しそうなそぶりをしたりしているときに、何もしてあげられない。商品によっては話しかけられるタイプのものもあるが、ペットはそれではすぐに飽きてしまう。

「PlayDate」は、これらの欠点を解消したデバイス。スマートフォンなどからコントロールし、床の上をころころ転がって、ペットの居場所に移動できる。

スイッチを入れると、「PlayDate」のカメラが起動。家の中の様子をリアルタイムで観察し、ペットを見つけることが可能だ。



ペットを見つけたら、ペットの前で「PlayDate」を動かして一緒に遊べる。犬を飼っている人なら、公園で一緒にボール遊びをした経験があるだろう。「PlayDate」はこのボール遊びを、インターネットを介して、飼い主とペットが楽しめるおもちゃだ。



もちろん、ネコと遊ぶこともできる。


これなら、飼い主が実際に家にいない間でも、ペットはそれなりに楽しく過ごせるだろう。

(注:効能には個人差があります)
カメラは、リモコン操作時の“目”として機能する他、愛犬、愛猫の表情を“おもちゃ目線”で見ることが可能だ。お気に入りの表情を見つけたら写真に撮ることも、動画で保存することもできる。

「PlayDate」のコントロールは、スマートフォンの画面左下のパッドで行う。開発元によれば、スマートフォンゲームをした経験があれば、「PlayDate」の操作にもすぐに慣れるそうだ。画面右にはマイクやカメラボタンが配置されており、マイクボタンをタッチすると、ペットに話しかけることも可能だ。

開発チームは「PlayDate」を使えば、退屈な通勤電車の中や会社の昼休み、そして移動中の空き時間などを、ペットと一緒により有意義に過ごせるようになる述べている。



例のファイルをピートに渡してくれ」
PlayDate開発チームは現在、「PlayDate」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、149ドルの出資で「PlayDate」を1台入手可能だ。キャンペーン終了後の市販価格は249ドルとなる。出荷は2016年12月に予定されている。
