「Digital Sundial」は、電気を一切使わず、時刻をデジタル表示する日時計。実現の秘密は3Dプリンターの利用にあった。

電気を使わず、時刻をデジタル表示する日時計「Digital Sundial」
電気を使わず、時刻をデジタル表示する日時計「Digital Sundial」

ある物体に太陽の光があたると、その下にはその物体によって作られた影ができる。だが物体に、差しこむ光の角度と同じ角度で穴が開けてあれば、光は穴を通り抜けるため、影に光の点ができる。

物体に太陽の光があたると、その下には影ができる
物体に太陽の光があたると、その下には影ができる

物体に穴が開けてあれば、光は穴を通り抜け、影には光の点ができる
物体に穴が開けてあれば、光は穴を通り抜け、影には光の点ができる

「Digital Sundial」はこれを応用した日時計。朝10時に太陽の光が差す角度と同じ角度で「10:00」を表現するスリットが開けてあり、これによって時刻をデジタル表示している。スリットは20分刻みで「10:20」「10:40」「11:00」と開けてあり、太陽の動きにあわせて表示も変わる。時刻は10時から16時まで表示可能だ。

10時40分に光が差す角度にあわせ「10:40」を表現するスリットが開けてあり  影の中に「10:40」と表示する
10時40分に光が差す角度にあわせ「10:40」を表現するスリットが開けてあり
影の中に「10:40」と表示する

太陽の位置・高さが変われば、表示もそれにあわせて変化する
太陽の位置・高さが変われば、表示もそれにあわせて変化する

使用するにはまず、「Digital Sundial」本体の中心を北に向ける。続いて現在地の緯度に合わせて本体の角度を調整。さらに本体を回転させて時刻を微調整する。これらが完了すれば、少なくともその日一日は正しい時刻を表示可能だ。

使用するには、「Digital Sundial」本体を北に向け
使用するには、「Digital Sundial」本体を北に向け

現在地の緯度に合わせて本体の角度を調整
現在地の緯度に合わせて本体の角度を調整

本体を回転させて時刻を微調整する
本体を回転させて時刻を微調整する

開発者によれば、太陽の差しこむ角度に合わせて19通りのデジタル表示を可能にしたのは、3Dプリンターの存在によるところが大きいという。従来の技術を使って製造した場合、製造コストは比べ物にならないほど膨らむそうだ。

多くのスリットを正確に作りだすには、3Dプリンターが必須
多くのスリットを正確に作りだすには、3Dプリンターが必須

表示可能な時刻リスト  田舎の電車の時刻表みたい?
表示可能な時刻リスト
田舎の電車の時刻表みたい?

とはいえ、表示される時刻は20分刻み。正確な時刻が求められる場所には向かない日時計だ。だが、窓辺などにインテリアとして設置し、ゆっくりとした時の移り変わりを眺めるのは、ちょっと素敵かもしれない。

気の短い人には、向いていません…。
気の短い人には、向いていません…。

太陽の光が無い日には時刻はわからない。そんな日は、仕事も休んでのんびりするべきなのかもしれない。

Etsy内のショップMojoptixで購入できる。価格は80.18ドル。日本への送料が別途28.93ドル必要となる。なお、「Digital Sundial」は、1個製造するのに35時間かかるのだそう。このため、発注から送付までは、若干日数が必要となるそうだ。

ある意味、3Dプリンターによる“手作り”?
ある意味、3Dプリンターによる“手作り”?

あ、13時だ。  そろそろ仕事、するかな?
あ、13時だ。
そろそろ仕事、するかな?