夏場のお弁当、どうしてる?
夏場のお弁当、どうしてる?

5月も後半になり、毎朝の通勤で汗ばむことが増えてきました。これから夏にかけ、気をつけたいのがお弁当の衛生状態。筆者は昔余った煮物を入れて腐らせてしまったことがありますが、味や匂いで分からない食中毒も心配です…。

そこで今回は、夏場にお弁当を作る時の注意点や役立つグッズをご紹介。お弁当ビギナーさんはもちろん、慣れている方も今一度確認しておきましょう!


1.水分は大敵!よく冷まして


まずはお弁当作りの基本中の基本。炊飯器から出したご飯や作りたてのおかずは、しっかり冷ましてから詰めましょう。温かいまま入れると蒸気が冷えて余計な水分が増え、雑菌も繁殖しやすくなってしまいます。

レンチンした冷凍食品も一旦冷ます  左は子どもの頃から大好きな「肉巻きポテト」
レンチンした冷凍食品も一旦冷ます
左は子どもの頃から大好きな「肉巻きポテト」

また、夏場は煮物など汁気の多いおかずを避け、よく加熱したメニューを取り入れるようにします。玉子を使う場合は、厚い玉子焼きよりも中まで火が通る調理法で。

きんぴらや炒め物が最適
きんぴらや炒め物が最適

2.お弁当箱や保冷剤で工夫する


食べるまでの間、なるべく温度を低く、通気性よく保つのも有効。保冷剤スペースのあるお弁当箱や曲げわっぱなど、夏向きのお弁当箱に変えると気分転換にもなり、お弁当作りのモチベーションも上がります。特に杉でできた曲げわっぱは余分な水分を飛ばしてくれ、温めなくてもご飯がおいしく食べられますよ。

軽くて持ち運びやすい曲げわっぱは、最近人気のアイテム
軽くて持ち運びやすい曲げわっぱは、最近人気のアイテム

いつものお弁当箱を使う場合は、口に入っても安全なアルコールスプレーで消毒すると安心。

シュッとひとふき
シュッとひとふき

保冷剤はお店でもらえるのはもちろん、最近は100円ショップでもかわいいものが手に入ります。あとは子どもの頃母がよくやってくれたのですが、保冷剤代わりに凍らせたカップゼリーを使うとデザートにもなって一石二鳥。なお冷気は下に流れるので一番上に置くか、2個使ってお弁当箱の上下をはさみます。

かわいいけど、左は食べられません!
かわいいけど、左は食べられません!

3.抗菌作用のある食材を使う


梅干しや酢、しょうがなど抗菌作用をもつ食材を利用するのも手。簡単にできる混ぜご飯や炊き込みご飯にすると朝の手間が減らせて彩りも良くなります。

こちらはご飯に梅、大葉、ごまを混ぜ込んだもの。ただ梅干しをのせるよりもまんべんなくいきわたり、かつ風味豊かに仕上がります。

さわやかで食欲もアップ
さわやかで食欲もアップ

最近ハマっているぶっかけつゆの炊き込みご飯。刻んだしょうがを加えます
最近ハマっているぶっかけつゆの炊き込みご飯。刻んだしょうがを加えます

以上が今すぐできる基本の3点。とはいえ、入念に対策しても過信せず、匂いや味に少しでも違和感を感じたら食べるのを控えることが重要です。季節に合わせたお弁当で、快適なランチタイムをお過ごしください!

やっぱりお弁当がいちばん!
やっぱりお弁当がいちばん!