お財布に入れて持ち運べるスマホ用の三脚「Pocket Tripod」

「Pocket Tripod」は、クレジットカードサイズの三脚。米国カリフォルニアのデザイン企業GeometricalとエンジニアのRambod Radmardさんが開発した。

クレジットカードサイズの三脚「Pocket Tripod」
クレジットカードサイズの三脚「Pocket Tripod」
お財布に入れて持ち歩ける

カメラのデザインは常に進化を続けている。だが、三脚の形状は1800年代からあまり進化をしていないそうだ。例えば、スマートフォンという“カメラ”を取り付ける三脚のデザインは、フィルムを使っていた時代のカメラ用三脚と基本的には同じ。カメラ本体のサイズが大きかった頃のもので、現在の薄くて軽いスマートフォンで使用するには、無駄が多過ぎると開発チームは述べている。


スマートフォンには大きすぎる現代の三脚
三脚にスマートフォンを取り付けた例
三脚の方がスマートフォンよりもずっと大きい
バランス、悪すぎ…。

「Pocket Tripod」は、現代のカメラであるスマートフォンに特化したデザインを持つ三脚。いつも持ち歩くスマートフォン同様、財布に入れて常に携帯可能にした。

財布に入れて持ち運べる「Pocket Tripod」
財布のクレジットカードホルダーに挿しておける

ポータブルな三脚として使用可能なだけでなく、スマートフォンスタンドとしても使用可能だ。

スマートフォンスタンドとしても使える「Pocket Tripod」
角度も調整可能

「Pocket Tripod」が最初に登場したのは2013年。このとき発売されたバージョンは、iPhone 4/4Sおよび5しか取り付けられなかった。今回のニューバージョンでは、5.5ミリから12.5ミリまでのアダプターを提供。これにより、ほとんどすべての機種に対応可能になったという。

「Pocket Tripod」のアダプター
5.5ミリ(画像左)から12.5ミリ(画像右)までのアダプターを提供
12.5ミリのスマートフォンなど、存在するのだろうか?

GeometricalとRadmardさんは現在、ニューバージョンの「Pocket Tripod」の販促キャンペーンを兼ねて、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、18ドルの出資でブラックまたはホワイトの「Pocket Tripod」を1つ入手可能だ。出荷は2016年10月に予定されている。

「Pocket Tripod」使用例