ブックホルダー付きのカトラリー「Singular」

「Singular」はブックホルダー付きのカトラリー。ひとりでご飯を食べる人を応援します。シンガポール在住のインダストリアルデザイナーのAndrew Lohさんが考案しました。

ひとりで食事をとるとき、右手で箸やフォークを持ち、左手には本を持ってそれを読みながら食べるという人は少なくないでしょう。でもこれ、テーブルがないときには、ちょっと困ってしまいます。膝の上に食器を置くと料理がこぼれてしまうかもしれないし、反対に本を膝の上に置くとページがめくれません。


「Singular」はそんなときにぴったりなカトラリー。片手で食器と本をホールドできるので、読書しながらの食事が可能になります。

ブックホルダー付きのカトラリー「Singular」
片手で食器と本をホールドできる「Singular」
ひとり暮らしの必需品?

また、テーブルのない場所で、2つの食器に盛られた食事をとることもあるでしょう。家族と暮らしている人には理解しずらいかもしれませんが、ひとり暮らしをしていると、ソファーに座りながら食べたり、なぜかキッチンに立ったままで食事をしたりしがちなのです。

そんなときにぴったりなのが、大小2つの食器をホールドできるカトラリー。これもLohさんが考案したものです。これにはブックホルダーが無いので、本は読めません。でも、ちょっとだけエンタープライズ号を思わせるデザインが素敵です。

ブックホルダー付きのカトラリー「Singular」
ひとり暮らしだと、そもそも部屋にテーブルが無い…ってケースもありますよね?

「Singular」には、特に販売の予定などは無いようです。「欲しかったのに、がっかり」と思った方。あきらめることはありません。「Singular」は一本の針金を曲げて作ったもの。ホームセンターなどで適切な太さの針金を購入し、次の写真に似せて曲げれば、自分で作れます。

ブックホルダー付きのカトラリー「Singular」
親指をいれるホールを作っておくのがポイント
これで食器がぐっと安定します

「Singular」を欲しいと思った人は、たぶん、ひとり暮らしのはず。針金を買いに行き、曲げて自作するための時間は有り余っているはず…ですよね?

さて、「Singular」には様々な料理をのせられますが、カレーうどんは避けた方が良いかもしれません。本が黄色い染みだらけになります。

ブックホルダー付きのカトラリー「Singular」
参考画像:カレーうどん
インド人もびっくり!

そんなときには、本ではなくスマートフォンやタブレットを置いても使うと良いかも。もっとも、白いシャツを着ているときは、「Singular」に何を置くかにかかわらず、カレーうどんはNGですけどね。