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1年がんばった自分をいたわろう
連日の忘年会で胃腸が疲れ気味の筆者。本能が求めるままジューススタンドに立ち寄っていると、ジュース代もバカになりません。自分でなんとかしようと思い、以前から気になっていたスロージューサーを使ってみることにしました。
スロージューサーとは?

「ヒューロムH-AA」(参考販売価格は税別3万9,800円)
今回使用したのはヒューロムから今年4月に発売された「ヒューロムスロージューサーH-AA」。1分間に約40回転という低速で食材を圧縮しながら搾り、自動で果汁と繊維を分離してくれるのが特徴です。ゆっくりと搾ることにより、摩擦熱でビタミンや酵素などの栄養素を壊すことなく素材そのままのジュースが作れるのだとか。

ずっしりと重いスクリューで丁寧に搾ります

ジュースのほか、スムージー、フローズン用のカップも付属
音が静か!
本体サイズはW180×D223×H407mm。一般的なブレンダーくらいのサイズ感です。使用時は搾りかすやジュース用のカップを置くので周りにも少しスペースが必要。使用前にまずはパーツをセットします。

カップにストレーナーとスクリューをセットして

本体に設置

スイッチを押すと回転開始
試しにニンジンを投入してみると、「パキパキッ」という軽快な音とともにニンジンが投入口に吸い込まれていきます。ゆっくり回転しているため耳障りなモーター音もなく、ブレンダーに比べたらかなり快適。

ニンジンを入れるとパキパキと音を立てて吸い込まれていく
エサをあげてるみたい
エサをあげてるみたい

どんどんたまってきた
出てきたジュースはサラサラとして、ニンジンそのものの色。

おおー、鮮やか!
もう一方の口からはパサパサになった搾りかすが排出されます。野菜からはそんなに搾れないかと思いきや搾汁量は思ったより多く、“とことん搾りきった”という印象。

もう一方から搾りかすを排出
この時期にオススメのレシピ
運転のコツをつかんだところで、ヒューロムが冬にオススメするレシピに挑戦。まずはニンジン、リンゴ、ショウガを使ったジュースを作ります。
冷えや風邪対策に良い食材で
よく洗い、皮付きのまま太さ約1cmほどにカットしたニンジンとリンゴを交互に投入。最後に薄く皮をむいて5mm幅にスライスしたショウガを加えて完成です。

できたジュースは、砂糖を一切加えてないのにめちゃくちゃ甘い!ニンジンの青臭さもなく、口あたりが滑らかでゴクゴク飲めます。

サラッとしてるのに、味わいは濃厚
続いては、ジャガイモと大豆から搾った豆乳で作る「ジャガイモのソイスープ」。腹もちが良く、食べ過ぎ防止にもなるとか。

ジュースだけでなくスープも作れます
まずは大豆の水煮と水を搾って豆乳を抽出。

搾りたて豆乳!

こちらは搾りかす。豆乳と合わせてもう一度搾るとより濃厚な味わいに
さらにゆでてひと口大に切ったじゃがいもと豆乳を混ぜ、再度ジューサーに入れて撹拌します。塩コショウで味をととのえ、砕いたアーモンドとパセリ、オリーブオイルをお好みでトッピングして完成。まったり濃厚でほんのり甘みもあり、これはいくらでも飲めちゃいそう!

ビシソワーズのように冷やすと一層美味
搾りかすも有効活用
忘れてはいけないのがジュースと同時に出てくる搾りかす。こちらはスープやカレー、ケーキなど料理に利用するほか、家庭菜園用の堆肥としても活用できるので最後まで無駄なく使いきれます。
搾りかすも捨てずに活用
お手入れはちょっと大変
使用後は、最初と同じように分解して水洗いします。排出口やストレーナーの穴に繊維がつまるので、洗う際は専用ブラシが必須。毎回この洗い物があるとなると面倒くさがりな人にはちょっとおっくうかも…。朝使って出勤や子どもの見送りがある場合は、水に浸けておいて帰宅後に洗うなどすると良いかもしれません。
細かいパーツも外せるので衛生的
また、パーツの組み立てやレバーの位置、使用上の注意など慣れるまでは面倒でも必ず説明書を読みましょう。複雑な構造だけに、無理な力がかかって壊してしまったら本当にもったいないです!
というわけで、食材本来のおいしさをとことん堪能できるスロージューサー。少々手がかかるけれど、それだけの価値はあると思いました。思いきって買ってしまえば案外生活と心に余裕が生まれるかもしれません。