郷土汁のレシピ集「飛田和緒の郷土汁」が世界文化社より発売された。著者は料理家の飛田和緒氏。価格は1,400円(税別)。
日本各地で育まれた102種類の郷土汁を紹介する書籍。味噌や醤油、酒粕など、味付けもさまざまな郷土汁を、材料が手に入りやすく、短時間で作りやすいレシピにアレンジしているそうだ。
紹介されている郷土汁の例は以下の通り。
【秋田県】鶏卵汁
鶏の卵のようなあんこ入り団子を、すまし汁に浮かべた汁もの。地元では精進料理の行事食として作られている。昆布出汁に甘い団子の組み合わせがクセになるおいしさだとか。
【山形県】とうもろこしの味噌汁
山形県庄内地方の夏の定番郷土汁。具材はとうもろこしのみとシンプルながら、味噌との相性がよく、芯ごと入れることで出汁に旨みとコクが出るとのこと。
【京都府】いとこ汁
京都府で祭事に伝わる伝統料理。精進料理のため、肉や魚は入れずにあずきのコクとかぼちゃの濃厚な甘みを味わう。なすとかぼちゃをやわらかく煮るのがおいしさのポイントだとか。