
今やシール並みのバリエーションがあり、見ているだけでも楽しいマスキングテープ。1個持っていると何かと重宝しますよね。
手で簡単にちぎれますが、デコレーションなどでまっすぐ切りたい時ははさみが必要。でも最近は専用のテープカッターが販売されているとのことで、色々比べてみました。
今回用意したのはサンスター文具の「ラカット」、コクヨの「カルカット」、ニチバンの「プチジョア」、そして100円ショップ「セリア」で購入した「マスキングテープカッター」の4種類。

まずは筆者も愛用中のラカット。キッチンでの使用を想定し、台の部分にマグネットが内蔵されているのが特徴です。しっかり固定されるため冷蔵庫に付けたまま片手で切れるのが非常に便利。幅25mm以下、内径25mm以上、外径56mm以下のテープに対応。価格は980円(税別、以下同じ)。



カルカット(ハンディタイプ・マスキングテープ用)は特殊加工刃により軽い力でテープが切れるのが特徴。幅18mm以下のテープに対応しており、半分透明なのでテープの残量が見やすいのもポイント。価格は550円。


プチジョアは凹凸の少ない金属刃により、テープの切断面がギザギザにならず、見た目もきれいに仕上がるそう。昨年テープとセットで限定販売されていましたが、好評のため2月にカッター単品で発売されました。幅18mm以下、内径26mm以上、外径54mm以内のテープに対応。価格は450円。


100均のマスキングテープカッターは、テープに直接取りつけて使用します。刃がプラスチックなので持ち運びやすいのもポイント。幅15mm、厚さ11mm以下のテープに対応。3個入りで100円はおトクですね。


一番切れ味が良いのは?
『mt』のマスキングテープを使用して4つを比較してみたところ、一番切れ味が良かったのはやはりカルカット。「ピリッ」ではなく「ピッ」と気持ち良く切れます。なお100均のカッターは、刃の部分を親指で押さえて切るとかなり軽い切れ味。いずれも軽くひねるように切るのがコツです。最も“まっすぐ”切れるのは?
一般的なテープカッターは切断面がギザギザになりやすいですが、今回試したカッターはどれも目立ちにくい仕様となっています。中でもプチジョアは思わず感心するほどの美しさを発揮していました。



筆者は主に賞味期限を記入したり、袋を留めたりするのでラカットが便利でしたが、DIYや手芸用に今回のカッターも欲しくなりました。何より、カッターにセットするといちいち切れ目を探す手間がなくなるが良いですよね。このほか複数並べてセットできるカッターなども販売されているので、用途に応じて使い分けてみては?