パイロットの油性マーカー「パーマネントマーカー」
パイロットがまたすごいインキを開発しました

パイロットから5月8日に発売された油性マーカー「パーマネントマーカー」。新開発のインキによりペン先が乾きにくくなっており、同社の試験条件の下では「24時間以内であればキャップを外していても筆記できる」といいます。

パイロットの油性マーカー「パーマネントマーカー」
「パーマネントマーカー」1本100円(税別)

油性マーカーのキャップを閉め忘れて書けなくなった経験は筆者にもあるので、これは画期的。でも本当に1日経っても大丈夫なのでしょうか?気になったので試してみました。


ペン先は中字丸芯(パーマネントマーカー100)と中字平芯(パーマネントマーカー400)の2種類。紙に書くと裏移りする濃い筆跡で、発色も鮮やかです。ここまではごく普通の油性マーカーという印象。

パイロットの油性マーカー「パーマネントマーカー」
細身で握りやすいボディ

パイロットの油性マーカー「パーマネントマーカー」
筆跡

それではいよいよ実験開始。キャップを外して倒したまま放置し、一定時間ごとに筆記できるか確認します。

一度帰宅して出社した16時間後。書き始めは若干かすれたものの、すぐにインクの出は元通りになりました。

パイロットの油性マーカー「パーマネントマーカー」
まだまだぁ!

そして24時間後。書き始めはインクが全然出ない…と思いきや、数本線を引いたら元の筆跡に戻りました。さすがに書き始めからスムーズには行かなかったものの、これはすごい!

パイロットの油性マーカー「パーマネントマーカー」
回復が早い

他の油性ペンはどうなの?

ところで、一般的な油性マーカーはどのくらいの時間で使えなくなってしまうのでしょうか?もし同じ結果ならさっきの感動が無駄になってしまいますよね。

パイロットの油性マーカー「パーマネントマーカー」
いつもの油性マーカーではどうだろう

そこでごく普通の油性マーカーで検証してみたところ、7時間ほどで筆記が厳しい状態になってしまいました。

乾いてしまった油性マーカー
6時間あたりからかすれが激しくなり、7時間後
意外ともつんだなぁ…

ちなみにインク(顔料)の残っている油性マーカーであればエタノールなどに浸すと復活できるのでお試しあれ。

油性マーカーとエタノール
キャップに少量のエタノールを入れ、閉じてしばらく放置すると復活します

とはいえエタノールが自宅にある家は多くないと思いますので、やはりうっかり閉め忘れても乾きにくいのは嬉しいポイント。引越し作業や課題制作など頻繁に筆記するシーンでもいちいちキャップを閉めないで済む「パーマネントマーカー」、1本あると重宝しそうです。