
楽しかった夏休みも終わり。夏の間に使ったかき氷のシロップが余っていませんか?

今回はそんなかき氷のシロップを使った和菓子「琥珀糖」の作り方をご紹介します。でき上がりはまるで宝石!乾燥する時間が数日かかりますが、手順はとても簡単ですよ。
用意するものは、水200ml、粉寒天4g、砂糖300g、色付け用のかき氷シロップ。

鍋に水と粉寒天を入れ、ダマにならないようよくかき混ぜながら沸騰させます。

沸騰したら火を弱めて砂糖を加え、さらに混ぜ続けます。焦がさないよう注意。

水あめのように糸を引くまで煮詰めたら、予めシロップを入れておいたバットやタッパーなどの型に流し入れます。この時ザルなどでこしてあげると透明感が増します。


パープルはブルーとレッドを混ぜて作りました
シロップの量は小さじ1/2程度からお好みの濃さになるまで調整してください。ムラなく色づける場合はよく混ぜて、グラデーションにしたい場合は大きくゆっくり混ぜます。シロップを入れ過ぎると固まらない場合があるので、慣れるまではほんのり色付く程度で様子を見るのが良いかと。
冷蔵庫で1時間ほど冷やし、固まったら包丁で切り分けてクッキングシートの上で乾燥させます。切り口をランダムに入れると鉱石のような形に。


風通しのいい場所で数日~1週間、表面が白っぽく結晶化するまで乾かしたら完成(時間は置く場所や湿度によって変わります)。できたては羊かんのようでしたが、乾燥させると外側がパリッ、中がつるっとした食感に変わります。甘みは強いけれどどこか懐かしい味わい。


作ってみて感じたコツは以下のとおり。
・バットとシロップは予め準備しておく
・しっかり煮詰めて水分を飛ばす
・シロップを入れ過ぎない
しっかり乾燥させたものはビンに詰めてプレゼントしてもステキ。夏の思い出を秋のお菓子に変えて楽しんでみては?