見た目も中身もユニーク!2016年に登場し、“食べられる防災ブック”として話題を呼んだ「東京備食」を入手。さっそく開けてみたのでご紹介します。
「東京備食」は、3食分(1食5品)の備蓄食と防災に関するノウハウ本がセットになった防災グッズ。料理の監修は日本料理の名店「賛否両論」の笠原将弘シェフ、缶詰製造は「缶つま」シリーズで知られる国分が担当しています。それではその外見と中身を確認していきましょう。
しっかりしたつくりのケース(約15×29×18cm)には、3つの箱と防災ブックを収納。各箱には主食(アルファ化米)、主菜、副菜、汁物、デザートの5品目が入っており、あたかもフルコースのような食事ができるようになっています。3食それぞれ違う内容なので、開けるたびに新しい味わいを楽しめるのも魅力。
副菜:ぜいたく沢庵
汁物:海老しんじょう お吸いもの
デザート:ほろ苦みかんゼリー
主食:白米(アルファ米)
副菜:ごぼうとにんじん 甘酢きんぴら
汁物:生麩の白みそ仕立て汁
デザート:ラフランス 赤ワインコンポート
主食:白米(アルファ米)
副菜:かぼちゃの田舎煮
汁物:ごぼうとじゃがいも すり流し
デザート:黄桃のシロップジュレ
主食:白米(アルファ米)
防災ブックには、水やガスを節約できる調理法や保存食のレシピ、備蓄品のチェックリストなどを掲載。薄手の冊子ながら、じっくり読み込みたくなる盛り沢山の内容です。画一的な情報だけでなく女性や乳幼児、高齢者などに向けたアドバイスものっており、家族みんなで参考にできるのもポイント。
なお筆者は今回、3食のうちの1つ「ぶり大根含め煮セット」を試食。素材の風味や食感がしっかり残り、だしの旨みも効いた味わいは、非常食とは思えない満足感でした。なお缶詰によっては、数分湯煎してから食べるとより美味しくなるとのこと。
お箸や防災用おしぼりも入っています
「東京備食」の販売場所はセブンネットショッピング。価格は6,000円(税別)となっています。味わいを追求しているだけにお高めですが、「自宅避難が続き、ストレスがたまってきた」といった時にいただけば、心と身体をほっと癒してくれそうです。防災グッズの一部として、または贈り物用として、購入してみてはいかがでしょうか?