食欲の秋に欠かせないのは“おいしいご飯”。最近の炊飯器は非常に高性能ですが、しゃっきりとした食感が好きな筆者はたまに土鍋や鋳物ホーロー鍋を使うこともあります。
でも大きい鍋で炊くと量も多くなり、炊飯時間もそれなりにかかります…。そこで注目したのが1人用の土鍋。これなら米1合を約30分(浸水時間を除く)で炊けるとのことで、実際に試してみました。
今回使用したのは100円ショップ「ダイソー」で購入した土鍋(価格は税別200円)。直径17cm、1人分の鍋やうどんを作るのに重宝するサイズです。
このほかにも様々なデザインがあります
米1合をとぎ、ザルにあげたら水200ccとともに土鍋に入れます。そのまま30分ほど浸水させましょう。
土鍋のフタをして中火で加熱。ここから炊き上がりまで“絶対にフタを開けないこと”が最大のポイントです。
鍋のフタから湯気が出て、中からクツクツという音が聞こえてきたら弱火にして5分。
5分後、強火で10秒加熱したら火を止めます。10秒だと底がカラッとする程度なので、おこげがお好きな方は少し長めにしても良いかも。
そのまま20分蒸らしたら完成。炊きたてほっかほかの土鍋ご飯を召し上がれ~!
しっかりと粒感がありつつも中はふっくら柔らかく、噛みしめるほどお米の甘みを感じます。汁物とよく絡むので、たまごかけご飯や中華、カレーあたりが特にオススメ。
なお筆者はこの方法で炊いて失敗したことはありませんが、慣れてきたら銘柄や新米に合わせて水加減や加熱時間を調整してより好みのご飯を追求するのもアリかと思います。
炊きたての魔力と土鍋の保温効果で、2~3人なら1合分はあっという間。実際コンロの前にいるのは10分くらいなので、家事をしながら仕込んで、食卓に炊きたてご飯を…なんていかがでしょうか?