平日は仕事、休日はたまった家事をこなすのに精一杯。毎日忙しく過ごす皆さんは、ご飯もなるべく簡単なもので済ませていませんか?
料理自体は好きなものの、まさにそんな状態に陥っている筆者が注目したのは電気圧力鍋。圧力鍋というと時短になる反面「扱いが難しそう」「怖い」というイメージがありましたが、こちらは電気を使うため基本“ほったらかし”で良いのだとか…。
そこで今回は、圧力鍋専門メーカー・ワンダーシェフの新モデルを使用し、実際にできるメニューや使い勝手、お手入れ方法などをレビューしたいと思います!
大きさは炊飯器くらい
本体サイズはW304×D270×H278mm、重さ3.7kg。炊飯器を置くくらいのスペースがあれば設置できます。
調理なべも炊飯器の釜と似たデザイン。軽くてフッ素加工されているので扱いやすいく、ガラス蓋やレシピブック、しゃもじ、“蒸しす”なども付属しています。
お米は浸水無しで30分以下!
まずはお米で実力をチェック。ちょうど冷凍ご飯のストックを切らした平日の夜、一刻も早くご飯が食べたいシーンで使ってみました。ボウルなどの容器でお米をとぎ、水とともに圧力鍋へ。
フタを閉めたら圧力モードの調理時間を設定してスタート。標準の固さなら、なんとたった5分でOK!
蒸らし時間などを含め、計25分ほどでご飯が完成。表面はつやっつや、中はもっちりとした炊き上がりでおいしくいただきました。ちなみに新モデルではタイマー予約も可能です。
放置するだけの絶品メニュー
とはいえ既に炊飯器のある家庭が多いかと思うので、やっぱり気になるのは圧力鍋ならではの料理。たとえばカレーを早く作りたい時は材料を細かく切るなど工夫が必要ですが、圧力鍋ならごろごろと大胆にカットしても大丈夫。
初めに圧力モードで10分煮込んだら、最後にルーを入れて追加熱。45分ほどでできあがります。
じゃがいもがしっかり煮えているか不安でしたが、中までほろっほろ。タマネギもほとんど形が残らないほど溶け込み、お肉も驚くほどやわらかく煮えています。具材の旨みが溶けだしたおかげか、ルーしか入れていないのにいつもよりおいしく感じました!
続いてはいつか作ってみたいと思っていた角煮。豚バラブロックを最初に水で12分、調味料を加えて12分煮込み、計1時間半ほどで完成です。この間、途中で煮汁を投入する以外はほぼ放置。
分厚いお肉も噛むだけでほろほろと柔らかく崩れ、タマゴも含め中までしっかりと味がしみこんでいます。ああ、ご飯が止まらない…!
慣れるまではしっかり手順確認を
準備といえば材料を切るくらいで、ほぼ手間がかからないのは非常に魅力的。ただし、あくまで圧力鍋。調理中は高圧になるので、フタの閉め方や開けるタイミングなどいくつかのポイントを守って使用する必要があります。慣れるまでは面倒でも毎回説明書を見るようにしましょう。一度覚えれば簡単
また実際の加熱時間は短いのですが、圧力がかかるまで約10分、抜けるまで約15分といった前後の時間が必要。コンロをふさがれないのでその間に別の料理ができるのは有難いものの、劇的に早くできる、というわけではないのでご注意ください。
なお調理中は、終了を知らせる電子音のほかは「本当に動いてるの?」と不安になるくらい静か。お手入れは内側の鍋のほか圧力蓋のパーツ程度なので、他の調理家電と変わらない印象です。ただし怠ると故障の原因になるので、忘れずやりたいところ。